【洋風カツ丼】レストラン ナカタ＝新潟県長岡市 推薦者： F番記者
洋風カツ丼―。この言葉に誘われて訪れたのが新潟県長岡市にある洋食店「レストラン ナカタ」。洋風カツ丼は同市のご当地Ｂ級グルメだと知り、数ある店のなかからたまたま検索でヒットした同店へ訪問した。長岡駅から近い路地裏にあるナカタは、レトロな雰囲気が漂う店構え。洋風カツ丼だけでなく、激辛カレーなどでも有名のようだ。
ランチメニューのラインアップは豊富で、どれも食欲をそそる。このなかから、Ｏ氏は人気の洋風カツ丼を。私はスペシャルランチ（ポークカツカレー）をオーダーした。
実のところ洋風カツ丼の存在すら知らなかった二人だが、後々調べてみるとテレビや雑誌で何度も取り上げられ、最近では映画のロケ撮影スタッフ等が訪れ、ちょっとしたブームになっているらしい。
洋風カツ丼の歴史を紐解くと、昭和６年創業の小松パーラー（主人逝去により廃業）が発祥。レシピは市内の洋食屋に受け継がれ、そして、進化していき、その過程で洋食系と食堂系が生まれた。
この洋食系は、ケチャップベースのソースを使った昭和レトロな味わいが特徴。一方の食堂系はデミグラスソースをベースとした、学生の食欲を満足させるガッツリ系の傾向が強い。ちなみにこのソースの味は赤ワインや醤油を加えて調整する。洋食カツ丼を提供する店は現在、長岡市だけで３０店舗あるとか。そのうちの１店が「レストラン ナカタ」というわけだ。
系統で言うとナカタは洋食系。黄金色の自家製ソースは甘さと酸味がほどよく調和し、サックとしたカツと程よく絡み、食べ応えも十分。店内の雰囲気が反映されているように昭和レトロが漂う一品となっている。ただ、甘みが苦手な方にはもう一品のポークカツカレーをお勧めしたい。
スペシャルランチのポークカツカレーは、食べ応え十分の量。手のひら以上あるカツは厚みも十分で、ルーを付けずに食べれば衣の食感と重厚な肉の歯ごたえを堪能することができる。ルーはやや薄めのように感じるが、これもまたカツとの相性が良く、満足できる内容だった。ちなみにポークカツカレーは、イギリス風のポークと、インド風のチキンと、肉の種類を選ぶことができる。
＜メニュー＞
【ランチメニュー】価格はドリンク無し６００円、ドリンク付き６９０円。内容は、洋風カツ丼、ステーキ丼、レディスセット、メンズセット、カレープレート、オムライス、とんかつ定食、からあげプレート、トリプルプレート、鉄板焼き。【スペシャルランチ】価格は１０００円。内容は煮込みハンバーグ、ポークカツカレー。セットはサラダ、プリン、ドリンク。
◆レストラン ナカタ ▽住所＝新潟県長岡市坂之上町2-3-6。▽電話＝TEL 0258-34-3305。▽営業時間＝[月～水・金～日] 11:30～21:00 [木] 11:30～15:00 ※要問合
食欲バックナンバー
【洋風カツ丼】レストラン ナカタ＝新潟県長岡市 2012.03.31 土曜日
