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小池安雲の色の魅力

第57章

 9月になりました。数秘術(数字の意味を読み解く占術)において、9のつくタイミングは変化が起こりやすいと言われています。今年2016年は各数字をひとつずつ足していくと9になるため、9のバイオリズムの年です。今月は9月なので、9の年の9の月。そのため、かなり大幅な変化のタイミングだと言えそうです。

 しかし、改めて思い返してみれば毎日は変化の連続です。昨日までと同じようでいて、昨日とは違います。昨日大丈夫だったからと言って今日もそうとは限らないし、昨日までダメだったことが今日もダメとは限らない。モンゴメリ著の名作・赤毛のアンで、失敗ばかりしている主人公のアンが「明日が、まだ何ひとつ失敗をしない新しい日だと思うとうれしい」と言うシーンがありますが、まさに毎日は新たで真っ白な日です。そう思うと、今いったい何をしようか、これからどんなことをしていこうかとワクワクしますね。

 9は桁の最後の数字なので、これまでの経験をしっかりとまとめつつ、新たな挑戦をするという意味を持っています。これは、毎日をきちんと生きるということにも繋がります。今をしっかり生きる大切さのようなものが9の意味にはあるのです。

 最近、大事な方を突然亡くされた経験のある方とお話しする機会が増えました。悲しいことですが、誰にでも起こり得ることです。今この時に、大切な人ときちんと向き合っていないと後悔してしまうかもしれない。自分らしく目一杯生きることは、目の前の人としっかり向き合うことにも繋がります。

 9は、色に例えるとターコイズ(青緑)。ブルーとイエローの混色です。ブルーは水のように流れる色、そしてイエローは喜びの光。日々移ろう喜びです。ターコイズはブルーとグリーンの混色としても捉えることができますが、これは流れる(ブルー)時間(グリーン)という意味合いになります。毎日流れる時間のなかで、いかに喜びを見つけて行くのか。それが、9でありターコイズのテーマです。今を大事に生きて行くことこそが、気持ちのうえでの大きな変革をもたらしてくれるのかもしれません。

 ここでいつものワンポイントアドバイス。ターコイズは変化の色なので、変わりたいときに活用するのはとても有効です。ただし、使いすぎると柔軟さが増しすぎて、捉えどころのない人だと思われてしまうことも。変化の波に乗りたい時には積極的に活用しつつ、物事を落ち着かせたい時には使い過ぎにご注意あれ!

2016年9月17日付・第2376号紙面より


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