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小池安雲の色の魅力

第50章

立春が過ぎ、いよいよ本格的に2016年になりました。先日まで東急百貨店東横店にてキャンドル展示販売を行っていたのですが、いらしたお客様がみなさん口を揃えておっしゃるのが「今年の流れは早い!」ということ。物事の切り替わりが早い、決断が早い。とにかく時の流れが早いです。前回の「色の魅力」記事を覚えていらっしゃる方はご存知ですが、2016年は“良くも悪くもエネルギーが広がる年”。良いことにはすぐ返事をして次の段階に進むべきですし、あまり良くないことはすぐに断つことが大切です。なぜなら全体の動きが早く、悩んでいる間にも物事がどんどん進んでしまうから。悪いことが広がってしまうと事態の収拾に苦労します。自らの将来を思い浮かべて「これは未来に続いてほしくない」と感じることは今のうちに手放しておきましょう。

 ここまで書くと「みんなは流れが早いと言うけれど、自分はそう感じないし変化もない」と思う方がいらっしゃるかもしれません。それは、視点の違いによります。ターコイズは例えるなら海の波の色で、人は波に乗るサーファーです。波にうまく乗れたサーファーは先に進みますが、ビーチには波に乗らずに浜辺から眺めている人もいます。「サーフィン、楽しそうだな」と思っても、まずはサーフボードを持って海に出ないことには波乗りは始まりません。

 ターコイズはイエローとブルーの混色で、上記のサーフボードはイエローにあたります。イエローはワクワクすること、個性、自己価値の色。「自分はいったいどうしたいんだろう?」という答えがイエローです。サーフボードさえ持っていれば、あとは良い波に乗るだけです。流れを感じない人はまず、ご自身に最適なサーフボードを見つけましょう。サーフボードをすでに見つけた方は、波を掴むことが大事です。波を表す色は、ターコイズを構成するもう一つの色であるブルー。ブルーは人間を意味します。波を捉えるのが一瞬なように、人との御縁やきっかけにもタイミングがあります。良い波であると感じたときには迷わず乗ってみましょう。たとえ波に乗れずにサーフボードから落ちてしまうことがあっても、次からはうまく乗れるようになっているはずです。

 ここで、いつものワンポイントアドバイス。ブルーは人間関係を象徴する色。いくらボードが良くても、波(人間関係)が悪いとうまく流れに乗れないかもしれません。コミュニケーションをないがしろにしないよう、ご注意あれ!

2016年2月17日付・第2355号紙面より


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