現在位置: HOME > コラム > 小池安雲の色の魅力 > 記事


小池安雲の色の魅力

第32章

 みなさまこんにちは! 猛暑だったり大雨だったりと空が慌ただしい今日このごろですが、いかがお過ごしですか?お盆のこの時期、休暇を過ごされている方も多いのではないかと思います。一息ついて、ご家族で過ごされるのも良いですよね。

 私は最近、以前に比べて友人や仲間と会う機会が増えました。出会う方々は不思議と「共同体」を意識している方が多く、コワーキング(一緒に働く)や、コラーニング(一緒に学ぶ)、コ・クリエイション(一緒に作り上げる)に携わっていたり、地域振興の活動をしていたり、仲間とコラボレーションして新たなビジネスを立ち上げていたりします。何故、私の周りにそういう方々が多いのだろう?と不思議に思っていたのですが、これは私の周りだからという理由ではなく、もはや「Co(共同、相互)の時代」に突入しているのですね。

 8月の「8」も、「仲間」や「グループ」、「恊働」を意味しています。
 「8」の数字を横にすると、永続的に続く象徴である無限大「∞」のマークになります。左右対称の形はエネルギーの等価交換の象徴です。与えるものと受け取るものがイコールであれば、末永く続くことがわかります。例えば、愛し愛されること、頼り頼られること、良いものを作って対価をいただくこと、壊すことと作ること、変えるものと変わらないもの……。そう思うと、すべての営みの源は「8」にあるような気がしますね。

 「8」を表す色はコーラル(珊瑚色)。二酸化炭素を吸収して酸素を排出する珊瑚は、海に住む魚たちや私たち人間にとって大きな役割を担っています。自分の才能を生かして互いに生かし合うコーラルはまさに助け合いの象徴。コーラルを原色の構成で見てみると、レッドとイエローの混色です。レッドは情熱や物質や行動、イエローは知恵とアイデアと発展。個人の情熱や行動が、色々な人の知恵やアイデアを取り入れることでともに発展していく……そんな意味がコーラルには込められています。私も、周囲に見習って、自分のできることでみんなの役に立っていきたいなと感じました。

 「八」は「末広がり」という意味もありますから、みんなで末永い繁栄を目指す際にはコーラルはうってつけですね! 積極的に使えば、業績が右肩上がりになるかも!?

 ただ、ここでいつものワンポイントアドバイス。支え合いと依存は非常に似た関係にあります。助け合いは大切ですが、頼り過ぎにはご注意を!


2014年8月17日付・第2301号紙面より


バックナンバー

購読のご案内

取材依頼・プレスリリース

注目のニュース
最新の産業ニュース
写真ニュース

最新の写真30件を表示する