小池安雲の色の魅力
第20章
みなさま、こんにちは
夏も本番。もうすぐ夏休みという方も多いと思いますが、いかがお過ごしですか・・・
私はというと、不思議なご縁に恵まれる日々が続いています。「こういう人に会いたいな」とか「こんなことを知りたいな」と思っていると、割とその通りの出来事が起きるのです。みなさまも、「運命的な出会いで結婚した!」とか「偶然が重なって仕事のご縁が繋がった!」なんていう経験はありませんか? これは、単なる偶然ではなく意味のある偶然=シンクロニシティ(共時性)と呼ばれています。
そこでシンクロニシティを表す色は、ブルーにイエローが少し含まれたターコイズ(青緑)です。
偶然は、予期していない事柄が起こること。無意識の状態に、突如意味のある出来事が降ってくるイメージです。色に例えると、ブルーの穏やかな無意識の波にイエローの光が差したような感じでしょうか。シンクロニシティという言葉を使ったのは心理学者のユングですが、“個性化された人間の意識のコミュニケーションによって現実に起こったこと”と、この共時性を定義しています。
意味のある偶然を引き寄せて、どんどん良いご縁を繋いでいきたいですよね!
では、シンクロニシティを意識的に作り出すことはできるのでしょうか?
“個性”と“意識”というキーワードに注目すると、この二つは両方ともイエローの言語です。「自分はこうしたい!」という“個”を“意識”することが大切、だということ。 “コミュニケーション”はブルーです。言葉を伝えたり発信すること全般を意味します。“個の意識”を“発信”すれば、イエロー+ブルー=ターコイズになるので、シンクロニシティが起こると言うことができます。
自分の求める想いを発信することで共感が生まれ、思わぬ繫がりができて夢が実現する……。こういった経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
一人で思いを抱えているだけでは、意味のある偶然は起こりにくい。心から願うことがあったら、その想いをどんどん発信するターコイズのネットワークの実行で夢を実現化していきましょう。
ターコイズには、横のつながりのほか前後の繫がりの意味もあります。前後とは、世代の伝承です。自分の意志を語り継ぐことにより、子孫へとその想いが繋がっていきます。
もうすぐお盆。親は子に想いを伝え、子は親の想いを感じましょう。
かといって、お説教はほどほどに……!!
2013年8月17日付・第2265号紙面より