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小池安雲の色の魅力

第146章

立春が過ぎ、今月は全国的に気温が上がるとのこと。もしかしたら桜の開花が早まるかもしれませんね。春の花と言えばまずは桜が思い浮かびますが、ミモザも同じ季節に花を咲かせます。すでに花屋の店頭ではよく見かけるようになりました。名前をご存じなくても、小さくて丸い形がポンポンと連なるお花と言われれば思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。このミモザを象徴とする国際的な記念日が、1975年に国連が定めた「国際女性の日(International woman’s day)」です。

1908年3月8日に、アメリカのニューヨークで女性労働者が女性参政権を求めてデモをしたのが発端となって次第に機運が高まり、女性の政治的自由と平等のためにたたかう日として制定されました。現在は、差別撤廃を訴えるとともに、自由と平等の前進に向けて確認し、環境整備を連帯して呼びかける日となっています。SDGs(持続可能な開発目標)で策定された17項目のゴールのうち、5番のゴールであるジェンダー平等を再確認する日とも言えますね。
国際女性の日について、実は恥ずかしながらよく知らず、ミモザを贈り合う日についても「女性に感謝する日なのかな」と母の日のようなイメージでおりました。

詳しく知るきっかけになったのは、女性も尊重される社会になるようになってほしいという願いを何らかのかたちで表現したいと思い、国際女性の日に向けてミモザのキャンドルを制作しようと思い立ったことです。テーマを扱うからにはきちんと調べよう思い、現在に至ります。

ミモザのイエローは、希望、アイデア、好奇心、遊び心の色。「ワクワクする気持ち」はまさにイエローが表すものです。また、個性を尊重するのもイエローの持ち味。すべての人が、自分らしく生きることに希望と喜びを持てたら最高ですよね。ミモザのイエローを見るたびに「私は幸せになっていいんだ」と信じてもらいたいなと願っています。

私は2月22日から28日までの一週間、東急百貨店吉祥寺店の6階にて、アグモキャンドルという名前で期間限定販売会を行っています。ミモザキャンドルも販売予定ですので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

ここでいつものワンポイントアドバイス。イエローは好奇心を増す色のため、つい「あれもこれもやりたい!」と欲張りになって、結果的に浪費につながってしまうことも。くれぐれも、使い過ぎにはご注意あれ!


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