小池安雲の色の魅力
第15章
暖かい日差しとともに、盛大なくしゃみが聞こえる季節になりました。いよいよ花粉…いえ、春の到来ですね。みなさま、いかがお過ごしですか?
私はといえば、花粉予報と、数字の“2” が気になって仕方がない今日この頃です。数字が気になるなんて、おかしいでしょうか? “ラッキーセブン”はたまに聞くけれど、ほかの数字が話題に上ることはあまりありませんね。余談ですが、ラッキーセブンという言葉は野球が由来だそうです。投手に疲れが出始め、ヒットが出やすくなるのが7回なのだとか。最近は継投がしっかりしているので昔のようにはいきませんが、やはり7回あたりになると「そろそろ点が入るかな」という期待が増しますよね。 “7”は区切りの数字だと言われています。“ドレミファソラシド”も“月火水木金土日”も、数えてみると7個です。心理的な変化をしているときに、7が目につきやすくなります。
実は、色を見て心がわかるように、気になる数字からも心理状態がわかるのです。そして、数字と色は密接に繋がっています。
ちょっと話が逸れましたが、私が気になる“2” 番はオレンジ色です。
“2”、すなわちオレンジが意味するのは“相手”。“1”は一人を意味する数字ですが、“2”は二人になります。相手ができるのです。相手ができるとどうなるのか?そこに「思いやり」や「慈しみ」というエネルギーが生まれます。パートナーシップのエネルギーです。
パートナーシップというと、夫婦や恋人、仕事仲間などが思い浮かぶと思います。パートナーのこと、大事にしていらっしゃいますか?
そう尋ねられて言葉を濁したあなた。はい、私もお仲間でした。身近な存在だと、有難みや感謝の気持ちをつい忘れがちですよね。
「これはいけない」と気づいてから、つまり“2”が気になりはじめてからは、いままで以上にきちんと料理を作り、毎朝靴を磨き、日々のちょっとしたことにも気を配るようになりました。(当たり前のことじゃないかって? ごもっともです。元がひどかったのです!)すると、あら不思議。特に何か新たなことが起こったわけではないのですが、だんだん楽しい気分になってきました。
“2”の次、“3”の色はイエロー。“喜び”です。パートナーを慈しむことで喜びが溢れる。それを教えてくれたのが“2”番でした。
「実は私も“2”が気になっていた」という方。パートナーを大事にするサインかもしれないですヨ。
2013年3月17日付・第2250号紙面より