小池安雲の色の魅力
第132章
このひと月、世界が盛り上がっています。そう、四年に一度のサッカーワールドカップの開催です。FIFAに加盟している国と地域は国連の加盟数よりも多い211、競技人口は2億6000万人。サッカーは、ファン数の多さでは世界一と言われています。何を隠そう私もサッカー観戦が大好きで、今大会は応援しているJリーグチームの出身選手が多く選ばれていたため、いつも以上に応援に熱が入りました。ドイツやスペインを破った試合、痺れましたね! ボールを1.88㎜フィールドに残してゴールをアシストした三笘選手の活躍は大きな話題にもなりました。三笘選手は川崎フロンターレというJリーグクラブの出身で、在籍時に公開されたプロフィールに書かれた「好きな言葉・座右の銘」は、2020年は「継続は力なり」、2021年は「現状維持は衰退」でした。いずれも、継続と向上を非常に意識しているのがわかりますね。優れたスポーツ選手になるためには恵まれた体格や運動神経という要素も必須だとは思いますが、トップ中のトップになれるのはこうした「努力をし続けられる人」なのだなと痛感します。それに比べて、自分はなんと自堕落なのだろうと冷汗をかいています。努力したいという気持ちはあるのに、つい行動を先送りにしてしまう癖が抜けません。いったいどうしたら努力を継続できるのでしょうか。
継続を表す色はマゼンタです。マゼンタは、レッドとバイオレットが合わさった色。レッドは情熱・挑戦・行動を表し、「やろう!」と立ち上がる瞬間の爆発力があります。一方のバイオレットは、夢や目的・探求・向上を表し、「こうなりたい」という理想に近づくことに喜びを感じる長期的な色です。短期と長期のモチベーションの組み合わせがマゼンタの特徴と言えるでしょう。さらにマゼンタにおける重要な要素は「手応えがあること」です。筋トレなどは、停滞期に脱落しやすいと言われますよね。どんな努力も、目に見えた結果が出なければ、よほど意思が強くない限りは長く続きません。継続には、身近な目標と最終的な目標のふたつを持っておくことが大事です。私も、短期と長期の目標をともに書き出して、四年後になりたい姿に近づいていこうと思います。
ここでいつものワンポイントアドバイス。マゼンタは手応えを得られやすい色ですが、何に対しても結果を求めるストイックな一面もあります。くれぐれも、使いすぎにはご注意あれ!