小池安雲の色の魅力
第1章
初めまして、カラーセラピスト&キャンドル作家の小池安雲です。これから、色に込められた意味を楽しくお伝えしてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、あなたは何色がお好きですか?
赤、青、それともピンク? 色は無限で、いたるところに存在します。白や黒も色の一種なので、色のない世界はありません。壮大に申し上げれば、色=存在とも言えるでしょう。実は、数字にも色があるのです。
2012年は、バイオレット(紫)の年。主な意味は「目標を立てる」、「想いを実行に移す」、「地に足をつける」、「癒しと社会貢献」です。
ちなみに、昨年はブルーバイオレット(青紫)で「本質を見極める」、「深い落ち込み」、「予測」、「家族やきずな」、「慎重な行動」の年でした。本当に大事なものは何なのか、改めて深く考える色です。昨年を思い返し、これらの意味に思い当たる方も多いのではないでしょうか。
今年はブルーバイオレットにレッド(赤)が加わった色なので、昨年よりアクティブな年になりそうです。キーワードは「夢と目標」!
いままでの経験や勘を頼りにしてきたことも、今年は具体的な計画を立てて進めるのが吉。ポイントは、目前のことだけに終始追われるのではなく、最終的な目標や明確な夢を掲げることです。ゴールが見えているのと知らないのとでは、モチベーションが大きく異なります。
では夢を掲げたらOKかというと、夢だけではNGなのがバイオレットのメッセージ。思い描くだけでは妄想、行動してこそ目標です。夢に近づくために必要な行動を、手帳や掲示板などに書き出して整理しましょう。バイオレットは「他人に理解されにくい」という意味を併せ持つので、みんなにわかりやすく伝えるためにも意識の整理整頓を心がけて。
目標達成のために効果的に色を用いるのもおすすめです。手帳のカバーやペンなど夢に関する身近なものにバイオレットを取り入れれば、目標へ向かう行動をサポートしてくれるでしょう。
しかし、ここでひとつ注意点が。
バイオレットが夢を叶える手助けの色だからと言って、何でもかんでも紫色にするのはやめましょう。
上記でもちょっぴり申し上げましたが、バイオレットは妄想の色でもあります。スパイスのように使えばロマンティックで良いのですが、使いすぎるといったいどうなるのか?
現実から遠く離れ、妄想の世界にどっぷりつかって帰ってこない……なんてことのないよう、ご利用はほどほどに!
2012年1月27日付・第2209号紙面より