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京成電鉄、鉄道投資194億円 新型スカイライナー導入など

新型スカイライナー
新型スカイライナー(写真提供・京成電鉄)
 京成電鉄は27日、来春開業予定の成田新高速鉄道に導入される車両の新造を含む鉄道事業で2009年度は総額約194億円の設備投資を行うことを発表した。

 首都圏と成田空港を最短36分で結ぶ成田新高速鉄道の開業に伴い、最高時速160キロの新型スカイライナーをはじめ、途中主要駅に停車する特急用車両を新造することや、旅客増加を見込み日暮里駅改良工事(新下り線への切替え及びホーム供用開始に向けた工事)、高砂駅金町線高架化工事(高架橋・盛土新設工事及び駅舎・ホーム新設工事等)を進める。

 安全面では、押上-八広間1.5キロ、四ツ木-青砥間2.2キロの高架橋設置工事に向けての用地取得や上下線の仮線切替えを実施。車両・駅構内等における対策として、ホームからの転落事故に対する非常通報ボタンを4駅(空港第2ビル駅、成田空港駅、京成幕張駅、みどり台駅)に設置するほか、ホームから車両連結部への転落を防止するため、転落防止用ホロを5編成に設置する。踏切事故未然防止のため自動障害物検知装置の更新(3箇所)、踏切支障報知装置も新設する。

 地震対策では、昨年度に引き続き、高架橋や駅部、変電所等鉄道施設の耐震補強工事を実施する。

 運行面では、列車の安全運行を向上させるためのデジタルATS(自動列車停止装置)への更新や、列車を自動的に停止させる運転士異常時列車停止装置の改良、異常時における付近の列車に一斉に停止を促す無線(防護無線)の電源二重化工事を実施する。

 他にもエレベーターの設置や、駅構内触知図の設置、駅諸設備の改良、環境対策等を実施する。


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