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三菱自動車、中国の発動機製造合弁会社にATの技術供与

 三菱自動車は、中国におけるパワートレイン合弁会社のひとつであるハルピン東安汽車発動機製造(略称・DAE)と、オートマティックトランスミッション(4速A/T、5速A/T)のライセンス供与契約に合意し、26日、ハルピンにおいて調印式を行った。

 DAEは2008年3月より新工場の建設に着手しており、2010年4月からの生産開始を目指す。

 生産開始時の生産能力は年間15万台、初年度の生産計画は5万台規模だが、需要の増加に対応できるよう生産能力の増強を計画している。

 三菱自動車は、1998年のDAE設立時に15.3%出資し、これまで1.3―2.0リッターのガソリンエンジン、5速マニュアルトランスミッション(M/T)の技術援助を行ってきた。今回のA/Tライセンス供与により、新たに三菱の優れた技術を受け継ぐことになる。この技術移転により、三菱自動車は、同社のビジネスパートナーのみならず、中国の自動車メーカーにも広く、長年培ってきたA/T技術を展開することとなり、中国自動車産業の発展に貢献できると考えているという。

 また三菱自動車は、現地生産体制の構築により、需要の増加が予想されるA/Tのニーズに対応していくDAE社を引き続きサポートしていく。

 調印式には三菱自動車・益子修取締役社長、中国航空工業集団公司準備組・譚瑞松副組長、中国航空科技工業股・劉濤副総経理、DAE馬川利董事長、黒龍江省政府役員、ハルピン市政府役員、三菱商事・白地浩三自動車事業本部長などが出席した。

 ※■はにんべんに分


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