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4出力電力管理ICを発売、米マイクレルが発表

 【サンノゼ(米カリフォルニア州)25日PRN=共同JBN】アナログ、高帯域通信(HBC)、イーサーネットICソリューションの業界リーダーである米マイクレル社(ナスダック:MCRL)は25日、小型3ミリx3ミリMLF(登録商標)-16パッケージに収めた4出力電圧を提供する極めて効率的でフレキシブルな消費電力管理IC(PMIC)であるMIC2811/21を発売した。このクアッド出力デバイスはシステムコア、I/Oや現在の携帯機器で使用されているSDRAM、NANDフラッシュメモリー、セキュアデジタル(SDIO)などの補助・外部メモリー・サプライに必要な電圧を提供するのに理想的である。MIC2811/21は現在量産品が利用可能で、価格は1000個単位で1・46ドルから始まる。サンプル品はマイクレルのウェブサイト http://www.micrel.com/ProductList.doから注文可能。

 マイクレル社のポータブル・パワー製品販売ディレクターであるアンディ・カヤット氏は「MIC2811とMIC2821はマルチメディア・チップ、DSP、FPGAを使用したバッテリー寿命が極めて重要な携帯機器作動に必要な最大限の柔軟性を提供する。単一で3個の独立した入力サプライと4個の出力電圧レールを提供する3ミリx3ミリMLF(登録商標)パッケージによって、MIC2811とMIC2821は設計者がサイズ、効率、設定可能性を最適化するのを可能にする」と語った。

 MIC2811/21の作動効率はDC/DCコンバーターの出力のような低電圧源から2つの低飽和レギュレーター(LDO)を提供することによって劇的に改善することが可能である。LDO1と2は1・65ボルトに下げた独立系の入力電圧供給で作動する。これによって効率を上げるために一般的な1ボルトや1・2ボルトの出力電圧からの電圧低下を最小限に抑える。DC/DCコンバーターと残りのLDOは入力電圧幅2・7ボルトから5・5ボルトで同じ入力供給を共有する。DC/DCコンバーターの固定2MHzスイッチ周波数は繊細なRFアプリケーションで簡単にノイズフィルタリングを可能にする。DC/DCコンバーターの定格出力電流は600mAで3つのLDOがそれぞれ300mAまでサポートする。4つのレギュレーターはすべてプラス・マイナス3%内外の出力正確度と摂氏マイナス40度からプラス125度での作動接合部温度を持っている。
 MIC2811はノイズに敏感なアプリケーション用としてLDO1とLDO2のノイズ、PSRRパフォーマンスを最適化するバイパス・キャパシターをオプションとしてサポートしている。MIC2821はシステムパワー状態最適化のため先進的シークエンシングとコントロールをサポートする4つの出力すべてのための独立したイネーブルを提供する。

 ▽マイクレルについて 
 マイクレルはアナログ、イーサーネット、高帯域通信市場向けのICソリューションの世界的な大手メーカー。同社製品には最先端のミクスドシグナル、アナログ・パワー半導体、高性能通信、クロック・マネジメント、イーサーネット・スイッチ、PHYトランシーバーICなどが含まれる。顧客には、企業、消費者、工業、モバイル、電気通信、自動車、コンピューター製品の大手製造企業が含まれる。本社と最先端のウエハ-製造設備は米カリフォルニア州サンノゼにあり、米州、欧州、アジア全域に地域販売とサポートのためのオフィスと先端技術設計センターが置かれている。同社は世界に広範な流通、販売代理店ネットワークを維持している。

 詳しい情報はWeb: http://www.micrel.comを参照。
(注)MLFはAmkor Technologyの登録商標。

(共同通信PRワイヤー)


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