アジア太平洋担当副社長にガーツマン氏、ポップキャップ社が発表
【上海24日PRN=共同JBN】カジュアル・ビデオゲームの大手開発・発売業者であるポップキャップ・ゲームズ社(PopCap Games Inc.)は24日、長年同社の事業開発担当上級幹部だったジェームズ・ガーツマン氏をアジア太平洋担当副社長に昇格したと発表した。同氏はアジア太平洋地域全域で急速に拡大している事業運営を指揮するため既に上海に移動している。ガーツマン氏は開発者、アーティスト、事業開発担当者その他のスタッフを監督して、同社のヒット作品であるビージュエルド(Bejeweled登録商標)、チャズル(Chuzzle商標)、ペグル(Peggle商標)、ズーマ(Zuma商標)などをアジア太平洋地域に普及させる指揮を執る。今月上海にオープンしたアジア太平洋オフィスはアジア太平洋地域の消費者に特化した新ゲームの開発スタジオを備えている。新オフィス開設でポップキャップは同地域に完全に根ざした運営を行う西側最初のカジュアルゲーム開発企業となる。
ガーツマン氏は「これは私にとって人生の好機だ。アジアのカジュアルゲーム・空間は北米や欧州のそれとは全く違うが、正しくとらえさえすれば極めて大きなチャンスである。アジアのワイアード人口は4億人のインターネット人口があり北米、欧州のどちらよりも多く、全地域でカジュアルゲームは大変人気がある。当社は過去2年間この地域に「姿の見えない存在」として存在してきたが、いまやスタッフを完全にそろえたオフィスを開設する準備が整った。われわれはかなりの投資をする戦略に確信を持っているが、これらが違った市場であることを謙虚に理解もしている。そこでわれわれはまず第1に動きが速く柔軟な当社の組織を組み立てた」と語った。
他の西側のカジュアルゲーム・プロバイダーはアジアに余り進出していなかった。その理由は主としてアジアの消費者のプレーする習慣やゲームへの期待度の違いからであり、またゲームを複数のアジアの言語へ翻案しなければならない困難さや地元のビジネスモデルに合わせなければならないことなどである。ポップキャップは静かに韓国とシンガポールに事業開発スタッフを置き、昨年はアリーナモバイルの元アジア太平洋ディレクターだったジョルダーノ・ブルーノ・コンテスタビル氏をアジア太平洋地域上級事業開発ディレクターとして雇用した。ポップキャップ2006年末、日本の最大で最も成功したビデオゲーム企業のひとつであるスクエア・エニックス社と提携した。ポップキャップはすでにモバイル、オンラインPC、小売りを含むすべてのチャンネルをカバーする流通契約を結んでいる。ガーツマン氏はほぼ1年間の半分をアジアで過ごしてきており、家族も上海へ移ることになる。
▽ポップキャップ社について
ポップギャップ・ゲームズ社(http://www.popcap.com)は6歳から106歳まで誰もがおもしろく、簡単で、夢中になれるコンピューターゲーム、「カジュアルゲーム」の大手マルチプラットフォーム・プロバイダーである。ポップキャップ社は本社が米ワシントン州シアトルにある。2000年に設立され、200人以上の社員がシアトル、サンフランシスコ、シカゴ、バンクーバー(カナダ・ブリティッシュコロンビア州)、ダブリン(アイルランド)、上海にいる。同社のゲームは世界で10億回以上もダウンロードされており、目玉タイトルのビージュエルド(登録商標)はすべてのプラットフォームにわたって1000万ユニット以上が売れている。ポップキャップのゲームは常に消費者、批評家らから評価されており、ウェブ、デスクトップコンピューター、多くのモバイル機器(携帯電話、スマートフォン、PDA、ポケットPC、アイポッド、その他)、(Xboxのような)人気のゲームコンソール、航空会社のエンターテインメント・システムでプレーされている。ポップキャップはウェブ・ポータル、小売店舗、モバイル通信事業者、開発業者、機器製造業者を含む主要な販売チャンネルにわたって大きな市場シェアを持つ唯一のカジュアルゲーム開発業者である。
ここで使用されているポップキャップのロゴとhttp://www.popcapcom/trademarksにリストアップされているすべての他の商標はポップキャップ・ゲームズ社もしくはそのライセンサーが所有しており、どこかの国で登録されているかもしれない。ここで使用された他社や製品はそれぞれの所有者の商標の可能性がありその所有者の利益に沿って使用されている。
(共同通信PRワイヤー)
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- [国際情報]アジア太平洋担当副社長にガーツマン氏、ポップキャップ社が発表 2008/06/26 木曜日