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アナディジックス、アクティブ・スプリッター3製品の発売を発表

 【ウォレン(米ニュージャージー州)24日PRN=共同JBN】米アナディジックス社(ナスダック:ANAD)は24日、複数チューナー付きCATVセットトップボックスに利用する3つの新しいアクティブ・スプリッター、APS3608、APS3611,APS3623の発売を発表した。これらすべてのデバイスは高度にリニア、ローノイズの増幅器を内蔵して複数の出力パスを駆動し、それぞれのデバイスがアナログビデオあるいはデジタルビデオチューナーのいずれかへの極めて低いディストーションの接続性を提供する。

 アナディジックスのロン・マイケルズ上級副社長兼ブロードバンドビジネス部門ゼネラルマネジャーは「3種の新しいスプリッター製品の開発は、ブロードバンド市場の加入者側へのコミットメントをはっきり示すものである。これら製品はマルチメディア・オーバー・コアックス・アライアンス(MoCA)機能をサポートするものを含めてRFフロントエンド・ソリューションに統合される。消費者はMoCAによって、既存の家庭内同軸ケーブル配線を通じて得られる大容量の未使用帯域幅を利用することができる」と語った。

 アナディジックスのAPS3608は差動入力、差動出力、ゲイン・コントロールによる3方向のアクティブ・スプリッターである。同デバイスは5・5dBのゲインで通常5dBの雑音指数を生み出し、3つの出力パスはそれぞれ29dBのゲイン・コントロール範囲を供給して個別に制御することができる。APS3608は50MHzから1100MHzの動作周波数帯上でフラット・ゲイン特性を持っている。同デバイスは、マイナス70dBc(標準)のCTB(複合3次歪み)/CSO(複合2次歪み)、マイナス67dBc(標準)のクロスモジュレーション(XMOD)を備えて、2次、3次の優れたディストーション制御特性を提供する。

 APS3611は870MHzまで動作するシングルエンド入出力の2方向アクティブ・スプリッターであり、MoCA回線フィルターによって起きる帯域内減衰を補正するよう設計された特別の周波数/利得特性を持っている。同デバイスは5dBの低雑音指数、3dBのフィックスド・ゲイン、ディストーション制御特性を最適化する電流調整ピンを備えている。デバイスの相互モジュレーション(変調)特性は、APS3608と類似しており、マイナス74dBsのCTBとマイナス67dBcのCSO、マイナス66dBcのXMODである。

 高度なリニア、ローノイズのAPS3623は、シングルエンド入出力による3方向アクティブ・スプリッターである。同デバイスは1GHz以上のMoCA帯域との互換性向けに最低化されており、アナログ、デジタル双方の回線向け製品をサポートする。マイナス77dBcのCTB、マイナス65dBcのCSOを備え、そのリニア特性/ディストーション制御特性はこのクラスでは最も優れている。APS3611とAPS3623の両デバイスは、MoCA可能なセットトップボックス向けに設計されているが、同時に複数チューナーのTV、TVチューナーカード、ブロードバンドメディアセンターなどのアプリケーションもサポートする。

 APS3608は5000個発売時点で各3・54ドルの価格で即日入手できる。製品の仕様などの情報は以下のサイトまで。
 www.anadigics.com/products/cable_broadcast/active_splitters/aps3608
 APS3611は5000個発売時点で各2・02ドルの価格で即日入手できる。製品の仕様などの情報は以下のサイトまで。
 www.anadigics.com/products/cable_broadcast/active_splitters/aps3611
 APS3623は5000個発売時点で各2・29ドルの価格で即日入手できる。製品の仕様などの情報は以下のサイトまで。
 www.anadigics.com/products/cable_broadcast/active_splitters/aps3623
 製品価格あるいはサンプリングについては、以下から問い合わせできる。
 http://www.anadigics.com/worldwide_sales
電話:+1-908-668-5000
 ファクス:+1-908-668-5132

 ▽アナディジックス社について
 アナディジックス社(ナスダック:ANAD)は急成長しているブロードバンド無線・有線通信市場における半導体ソリューションの有力プロバイダー。創立は1985年、本社は米ニュージャージー州ウォレンにある。受賞した同社製品にはパワーアンプ、チューナー集積回路、アクティブ・スプリッター、ラインアンプ、その他部品が含まれ、統合無線周波数とフロントエンドモジュールとして単品もしくはパッケージで販売される。詳しい情報はウェブサイト www.anadigics.comを参照。

(共同通信PRワイヤー)


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