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松下電器など家電4社、リモコン通信技術の新規格策定で合意

 【オランダ12日】フィリップス、サムスン電子、ソニー、松下電器の4社は、AV機器向けの無線リモコンの標準仕様の開発を行うことを発表した。フリースケール・セミコンダクタ、沖電気工業株式会社、テキサス・インスツルメンツの半導体各社と協調し、7社でRF4CE(Radio Frequency for Consumer Electronics)コンソーシアムを結成。無線リモコン開発の新しい通信規約を策定する。

 現在、機器を操作する多くのリモコンには赤外線が利用されている。一方で赤外線方式ではサポートできない先進的な機能が求められる中、AV機器用の無線リモコンの標準規格はない。このような状況下において、RF4CEコンソーシアムは見通し外操作やAV機器とリモコン間の双方向通信などの高度な機能を実現するため、無線を活用した通信方式の策定に取り組む。

 この新規格は、認可不要の周波数帯である2.4GHz帯のiEEE802.15.4のPHY/MAC方式をベースとし、低消費電力、高速起動が可能。加えて、同コンソーシアムは、N対N形態で高い信頼性のある双方向伝送や他の2.4GHz帯無線との共存、誤接続防止および簡単なセキュリティ設定ができる無線プラットホームの開発を目指す。

 RF4CEの仕様策定は2008年後半に完了し、全ての企業がアクセス可能になる予定。


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