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バイオワ社のポテリジェント、ノバルティスにライセンス供与

 【プリンストン(米ニュージャージー州)11日PRN=共同JBN】バイオワ社(BioWa, Inc.)は11日、強化抗体依存性細胞傷害活性(ADCC)を持つ抗体治療薬開発のためにポテリジェント(POTELLIGENT=登録商標)技術のライセンスをノバルティスに供与したと発表した。

 このライセンスは、数が明らかにされていないターゲットに対するADCC強化抗体を研究、開発、製造、商業化するためにバイオワのポテリジェント技術プラットフォームにアクセスする権利をノバルティスに提供するものである。これに対してバイオワはライセンス料、開発マイルストーン支払い、ノバルティスが開発した製品についての特許権使用料を受け取る。追加的な条項は明らかにされていない。

 バイオワの小池正道社長兼CEOは「ポテリジェント技術は腫瘍、炎症性疾患のさまざまな臨床試験で、臨床上の利点があることを示している。この技術をノバルティスのような世界的な業界リーダーが使えるようにするのはうれしいことである。この契約はポテリジェント技術の価値の最大化、技術の恩恵をできるだけ早く必要としている患者に届けるというわが社の任務の達成を大きく助けることになると信じている」と語った。

 ▽ポテリジェント技術について
 ポテリジェント技術は、抗体治療薬の主要な行動メカニズムの1つであるADCCを強化することで、抗体治療薬の効能、効果を向上させる。ポテリンジェント技術は、独自のフコース転移酵素ノックアウトCHO細胞ラインを生産細胞として使って、抗体の炭水化物構造内のフコース量の削減に関与する。研究結果は、ポテリンジェント技術が生体外の抗体のADCC活性を劇的に強化すること、生体内での抗体の効能、効果を大きく増大させることを示している。一連のポテリジェント抗体が人間を対象とする臨床試験で研究されている。

 ▽バイオワについて
 バイオワは日本の有力医薬品会社、最大のバイオテク会社である協和発酵工業株式会社(東証:4151)の全額出資子会社で、アクリタマブ(AccretaMab=商標)プラットフォームの世界的な独占ライセンス権を持っている。アクリタマブ・プラットフォームはポテリジェント技術とコンプリジェント技術で構成されており、強化ADCC活性、CDC活性を持つすぐれた抗体分子をつくり出す。バイオワはライセンス契約によってポテリジェント、コンプリジェント両技術をパートナーに提供して両技術の価値を最大化している。

 さらにバイオワはがんなど生命を脅かす衰弱性の病気と戦うため、ADCC/CDC強化モノクローン抗体ベースの治療薬の開発に集中している。バイオワと協和発酵はさまざまな臨床段階にあるポテリジェント抗体製品を持っている。バイオワについての詳しい情報はウェブサイト(http://www.biowa.com)へ。

 ポテリジェント、コンプリジェント、アクリタマブは協和発酵の商標である。すべての権利を保有している。

(共同通信PRワイヤー)


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