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エンデバーズ・テクノロジーズ、TCBテクノロジーと販売契約

 【アービン(米カリフォルニア州)、ロンドン10日PRN=共同JBN】アプリケーション・ストリーミング・視覚化技術の先駆企業であるエンデバーズ・テクノロジーズと親会社タッドポール・テクノロジーは10日、TCBテクノロジーズ(東京都・港区)と販売契約を結んだと発表した。契約の下でTCBは、日本におけるエンデバーズの主要な企業販売パートナーとしてサービスを提供するとともに同社のアプリケーション・ジュークボックスを日本市場向けに商品化する。

 TCBテクノロジーズの西村拓美社長は「われわれは有力なアプリケーション視覚化・ストリーミング・ソリューションを提供することで生まれる新しいチャンスに期待している。アプリケーション・ジュークボックスが備えているアプリケーション集中管理・展開機能と結びつく強力なライセンス管理能力によって、われわれは製品ポートフォリオを強化し、顧客にオンデマンド・アプリケーション・デリバリーに対する柔軟かつ強力なソリューションを提供することができる」と語った。

 エンデバーズ・テクノロジーズのピーター・ボンダー最高経営責任者(CEO)は「TCBはシトリックスに代わる選択肢を企業に提供する市場リーダーであり、この契約を結んで喜んでいる。この市場における同社の実証された企業用アプリケーション開始と支援管理ソリューションは多くの門戸を開くと確信しており、そこから生まれるさまざまな機会があることを楽観視している。今回の提携関係によってエンデバーズは、日本のゲーム/消費者市場でのこれまでの守備範囲を広げるとともに、企業組織を顧客に取り込むことができるだろう」と語った。

 ▽アプリケーション・ジュークボックス(Application Jukebox)について
 アプリケーション・ジュークボックス製品ファミリーは3つの主要なコンポーネンツで構成されている。アプリケーション・ジュークボックス・プレーヤーはクライアントの上部にあってバーチャルなアプリケーション環境を作り出して、ユーザー認証とアプリケーション・ライセンスを実行する。アプリケーション・ジュークボックス・サーバーは各種アプリケーションを管理、提供して利用監視、ロギング、グループ追加、ユーザーとアプリケーションレベルの管理を行う。アプリケーション・ジュークボックス・スタジオは、ISVやIT管理者が標準的なウインドウズベースのアプリケーションからストリーミング可能でバーチャル化したアップセットを生み出した後、サーバーに公開されることを可能にする。

 アプリケーション・ジュークボックスの3つのバージョンは即日入手できる。アプリケーション・ジュークボックスSaaS(サービス型ソフトウエア)エディションは利用状態計測、アプリケーション・レンタル向けペイアズユーゴー・モデルをサポートするキオスクモード、さらにはサービスプロバイダーや独立系ソフトウエア会社(ISV)がカスタム化されたアプリケーション着地点を作り出す利用しやすい環境となるポータルなどの機能を備えている。アプリケーション・ジュークボックス企業エディションは作業中のアクティブ・ディレクトリーをサポートし、ユーザーやグループの監視とともに費用対効果のあるライセンス管理向けに強力な追跡とサポート機能を提供する。アプリケーション・ジュークボックス・ライトエディションは、製品の完全機能付きトライアルバージョンであり、ウェブサイト(http://tryitnow.endeavors.com)から無償ダウンロードできる。

 ▽エンデバーズ・テクノロジーズ(Endeavors Technologies)について
 エンデバーズ・テクノロジーズは、後で実行されるクライアント・コンピューターにサーバーがPCベースのアプリケーションをストリームすることを可能にする革新的なアプリケーション視覚化・ストリーミング技術を作成、開発、販売している。これら次世代型技術は、シンクライアントなコンピューター環境を置換する。アプリケーション視覚化とストリーミングによって企業は、総所有コストを削減するとともにサービス水準を向上し、コンピューター管理を簡素化し、セキュリティーと信頼性を高めることができる。この革新的なアプリケーション提供の方法論によって企業は、新しい売り上げの機会を得るとともにITコストを削減しユーザー生産性と高めることができる。同社はストリーミング・アプリケーションで受けた初の特許を含めて、8つの取得済み特許と25の申請中特許を持つ先駆企業、将来思考のあるリーダーである。同社はそのソリューションをライセンス、ロイヤルティー、技術移転などのモデルを通じて提供している。

 詳しい情報はhttp://www.endeavors.comを参照。

 ▽タッドポール・テクノロジー(Tadpole Technology plc)について
 タッドポール・テクノロジー(LSE:TAD)は事業移転中の会社である。同社は1983年高性能ポータブル・ワークステーションの開発メーカーとして創設された。同社は2003年、ジオスパシアル(空間情報)・ソリューションとシステムレベルのソフトウエアテクノロジーという2つの部門を重視するソフトウエア・グループに移行した。同社はさらに専らアプリケーション・ストリーミング・視覚化市場に注力するとの戦略的決定を行い、2007年11月ジオスパシアル利権の売却を発表した。同社は米国にある既存のエンデバーズ・テクノロジーズ・インクを補完する欧州販売部門としてエンデバーズ・テクノロジーズ・リミテッドを設立した。同社は株主の同意を得ることを条件にして、社名をエンデバーズに商標変換し、唯一ブランドと製品のセットに注力する意向である。
 タッドポール・テクノロジーの詳しい情報は、http://www.tadpoletechnology.comを参照。

 ▽TCBテクノロジーズについて
 TCBテクノロジーズ株式会社(旧トーメン・サイバービジネス(株))は、日本に87のセールスオフィスと14のロジスティックスセンターを持つ大手テクノロジー・ディストリビューターでテクノロジー販売、マーケティング、ロジスティックス企業であるダイワボウ情報システム(DIS)の系列企業である。TCBの主要株主はDISのほかに、JMAM Value Driver 投資事業組合、豊田通商、クレディスイス、トーメンエレクトロニクス、エヌジェ-ケーなど。

 詳しい情報はhttp://www.tcbtech.co.jp を参照。
(共同通信PRワイヤー)


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