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ネイチャーが英文校閲サービス開始、研究論文執筆者向け

 【ロンドン10日PRN=共同JBN】ネイチャー・パブリッシング・グループ(NPG)は10日、新たに英文校閲サービス「ネイチャー・パブリッシング・グループ・ランゲージ・エディティング(NPG Language Editing)」を開始すると発表した。

 NPGランゲージ・エディティング(languageediting.nature.com)は、国際的な科学・医学誌へ投稿する論文を準備している研究者に向けた、高品質の校閲サービス。3万1000人人の論文査読者を対象に2007年に行った調査によると、査読者の48%が、論文の英語の質の低さにより査読に支障をきたしていると回答している。(注参照)。NPGは、研究者の投稿前の論文を校閲することで発表の機会をより多くし、貧弱な英語表現が論文不採択の一因とならないようにするため、NPGランゲージ・エディティングを開始した。

 原稿は、経験豊富でレベルの高いNPGの編集者により、NPGの代名詞でもある洗練された表現基準を満たすように、ひとつひとつチェックされる。また英語のスペル、文法、慣用表現、明快さなどについて、それぞれの原稿に適した分野で働く経験豊かな編集者が校閲する。NPGランゲージ・エディティングはのリーズナブルな価格で迅速な校閲と質の高いサービスを提供する。

 NPGはこのサービスの提供に先立ち、同様のサービスで既に知られるアメリカン・ジャーナル・エキスパーツ社と提携した。NPGのアソシエートパブリッシャー、ニック・キャンベル氏は「アメリカン・ジャーナル・エキスパーツ社の高水準の科学・医学用語編集は既に実績が認められており、今回私たちが英文校閲サービスを開始するにあたり、彼らをパートナーに選んだことは当然のこと」と語っている。

 NPGランゲージ・エディティングにより、優れた科学・医学研究論文の執筆者が関連分野に従事する世界中の研究者や専門家に広く知られるように支援するということは、NPGの継続的な責務である。近年、アジア、中南米、東欧などの非英語圏諸国からの論文投稿は増えており、こうしたサービスに対するニーズが高まっていると考えられ、NPGランゲージ・エディティングが世界的に顧客を獲得できるとNPGは期待している。
 ただし、NPGランゲージ・エディティングは、NPGの出版物、その他いかなるジャーナルの編集とも完全に切り離されたサービスであり、NPGはこのサービスの利用により投稿論文が採択され出版されることを何ら保証していない。

 ▽NPGについて
 ネイチャー・パブリッシング・グループ(NPG)は、学術的、専門的な科学・医学コミュニティーへのサービス提供を専業とするマクミラン・パブリッシャーズの部門の1つ。ロンドン本社のほか、ニューヨーク、サンフランシスコ、ワシントン、ボストン、東京、パリ、ミュンヘン、香港、メルボルン、デリー、メキシコ市、マドリード、ベージングストークにオフィスを構えるグローバル企業である。メインジャーナルであるネイチャー(Nature)は、1869年に創刊された。その他、ネイチャー・リサーチシリーズ、ネイチャー・レビューシリーズ、ネイチャー・クリニカル・プラクティスシリーズ、さらには学会誌を含む多数の権威ある学術雑誌を出版している。また、ネイチャーニュースではニュース記事を、ネイチャージョブでは研究経歴情報と人材公募を掲載している。
詳しい情報はwww.nature.comまで。

(共同通信PRワイヤー)


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