香港エネルギー社の風力発電計画、モンゴル自治区での建設に許可
【香港9日新華・PRN=共同JBN】香港エネルギー・ホールディングス社(HKE、香港証券取引所銘柄コード:987)は9日、内モンゴル自治区四子王旗開発改造委員会から同地区に50MWの風力発電を建設、運営する許可が下りたと正式に発表した。申請は2008年4月21日に提出されていた。HKE社はHKC(ホールディングス)社(以下グループ、香港証券取引所銘柄コード:190)の全額出資子会社でJ.I.C.テクノロジー社(以下JICまたはカンパニー)からHKEに社名変更している。この総投資額は4億8050万人民元(5億4020万香港ドル)で、同社の資金、銀行借り入れで賄う予定。
HKE社は風力発電建設のため総額3億4980万人民元(3億9320万香港ドル)で33セットの風力タービンとタービン用タワーを購入する2つの契約を結んだ。さらに他の風力発電設備購入のための契約も結ばれる予定。
HKE社会長兼最高経営責任者のエリック・エイ氏は「2008年5月にHKE社が正式に設立された後、HKE社がプロジェクトを遂行する能力を持っていることが認められた反映として、最初のプロジェクトがこのようにスムースに許可されたのは励みになる。われわれの代替エネルギービジネスは当初計画通りに進行すると確信しており、将来にわたってHKE社はHKC社の代替エネルギー計画遂行のための戦略的、効果的プラットフォームとしての役割を継続する」と語った。
同会長はさらに「HKC社は先に四子王旗地区で風力発電プロジェクトを開発する優先権を得ている。今回HKE社が同じ地域で得た許可は代替エネルギービジネスを開発するシナジー効果をもたらすのは確かで、多くのチャンスのスタートになり今後HKE社の売り上げ・収益を増やすことにつながる」と指摘した。
内モンゴル自治区、中でも四子王旗地区は中国で風力エネルギー資源が豊富に存在する地域のひとつである。同地域の年間平均風速は高さ60-70メートルで毎秒8メートルに達する。また年間平均フルロード相当運転時間は2500時間で、風力資源調査報告によるとグレード1の風力発電所に匹敵する。
▽香港エネルギー・ホールディングス社について
香港エネルギー・ホールディングス社はHKC(ホールディングス、香港証券取引所銘柄コード:190)の全額出資子会社で代替エネルギー事業の実行部隊として活動している。2008年4月、3つの代替エネルギー事業が開始された。河北省ロナバオの風力発電所、内モンゴル自治区四子王旗の風力発電所とセルロースエタノール・プロジェクトである。プロジェクトのひとつである四子王旗風力発電プロジェクトは2008年6月に中国政府から必要な正式許可を得ている。
詳細はグループのウェブサイトhttp://www.hkenergy.com.hkを参照。
▽HKS(ホールディングス)社(香港証券取引所銘柄コード:190)について
同社は中国国内に重点を置いた不動産開発と投資活動に主として従事している。中国における大手代替エネルギープロバイダーでもある。2007年10月、サーベラス・アジア・キャピタル・マネジメントLLCがグループの第2位の大株主になった。2008年3月、グループはJ.I.C.テクノロジー社の74・99%を取得、代替エネルギー事業へのすべての新規投資はHKE社を通じて行われる。
詳細はグループのウェブサイトhttp://www.hkcholdings.comを参照。
(共同通信PRワイヤー)
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- [電力・発電]香港エネルギー社の風力発電計画、モンゴル自治区での建設に許可 2008/06/10 火曜日