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WiMAXエキスポ2008が開幕、台湾のM-Taiwanが目玉

 【台北2日新華・PRN=共同JBN】台湾政府主導のM-Taiwanプロジェクトは3年半にわたって進められてきており、スペクトルの発行、展開からWiMAX装置開発メーカーの支援に至るまで政府の仕事も順調に行われている。その成果は6月2-6日に台北ショーホール2で開催される世界クラスの国際展示会「2008WiMAXエキスポ・タイペイ」で披露される。M-Taiwanプロジェクトのアプリケーション・サービスと「オープン・ソリューション・インテグレーション」は、台湾製WiMAX製品が海外の商業ネットワーク装置といかによくかみ合って成功しているかを実証し、台湾製WiMAXの技術規格が世界の主要メーカーの規格と同等であることの証明となる。台湾が国際WiMAX市場に進出するタイミングは良い。

 このエキスポの顧問は台湾の経済部、行政議会・科学技術諮問グループ、台北市政府など。WiMAXエキスポ・タイペイは台北市コンピューター同業協会(TCA)と台湾対外貿易発展協会が主催し、WiMAXフォーラムと工業技術研究院、資訊工業策進会(III)が共同主催者になっている。

 60の出品者は250のブースでさまざまな関連装置とアプリケーション・システムを展示する。これは世界的規模のWiMAX大展示会である。今年の2008WiMAXエキスポはWiMAXアプリケーション、WiMAXコンポーネント、WiMAXシステム製品、WiMAX試験の4分野で構成される。M -Taiwanパビリオンも会場に設置される。資訊工業策進会の市場情報センターの分析によると、世界のWiMAX配備の累計投資総額は2007年から2008年にかけて48億米ドルに達するとみられる。現在、世界の約260の電気通信事業会社はWiMAXネットワークとWiMAX試験技術を展開している。この重要な時期にWiMAXエキスポ・タイペイは、電気通信の代表的な新しいトレンドを紹介する。

 この展示会で前面に立つのは台湾の有名なノート型パソコンメーカーのエイサー(ACER)、アスース(ASUS)、クワンタ(Quanta)で、これら各社はエンベデッドWiMAXチップセットを搭載した最新のラップトップ・コンピューターを展示する。携帯端末IT製品とWiMAXの組み合わせは、業界のトレンドがITと通信の融合という新時代に移行しつつあることを示している。結果として、携帯電話メーカーはエンベデッドWiMAXチップセットを使用する携帯電話の研究・開発を進めることになる。

 WiMAXアプリケーション・サービスとWiMAXオープン・ソリューションはM-Taiwanパビリオンで展示される。来訪者は、デジタルギャップとM-TVステーション・モバイルテレビを縮めるMホーム、MショッピングMRTモバイルライフ、MアウトドアリビングなどのWiMAXライブデモを直接体験できる。WiMAXオープン・ソリューション分野はWiMAXエコシステム内のすべての装置とコンポーネントを展示する。

 WiMAXシステム製品分野はモバイルWiMAX端末、BS・ASNゲートウエーを展示する。モバイルWiMAXソリューションの大手プロバイダーであるモトローラは、「パーソナルブロードバンド」体験を実現するネットワークと機器、バックホールとアプリケーションなどWiMAXエコシステムを展示して「WiMAX is Now & Here」を実地説明する。アルカテル・ルーセントはWiMAX技術、オープンCPEプログラム、WiMAXアプリケーション・サービスを紹介する。

 WiMAXコンポーネント分野では、インテル、セクアンス(Sequans)、それに台湾企業のメディアテクとモバイル・デバイセスがWiMAXチップセット開発で前進している。今年、台湾企業はWiMAXチップセット製品を導入すると予想される。
 2007年7月、台湾の国家通信委員会は台湾の北部、中部、南部地区向けに6件のWiMAX運営ライセンスを交付した。これらライセンスを交付された6社のうちの5社がWiMAXアプリケーション分野で展示を行う。即ち、ファースト・インターナショナル・テレコム、タツン(大同公司)、グローバル・モバイル、ファー・イーストーンテレコミュニケーションズ、バスター・ケーブルTV・システムの各社。これらすべての企業は台湾の住民にWiMAXサービスを提供する。

 展示会では主催者が企画したWiMAXデモ・バスとFITLおよびFETが規格したWiMAX・VIPバスの2つのWiMAXバスが披露される。WiMAX・VIPバスは近い将来WiMAXモバイルブロードバンド・アクセス経由で利用可能になる一連のアプリケーション・サービスが紹介される。FETとFITELのWiMAX・VIPバスはM-Taiwanプロジェクトの成果に焦点を当てる。来訪者はデジタル信号システム、ライブ無線ブロードバンド・インターネット・アクセス、商用車オペレーション・システム、リアルタイムのモバイルビデオ会議を体験できる。

 ▽M-Taiwanプロジェクトについて
 「モバイル台湾アプリケーション開発プロジェクト」(Mobile Taiwan Application Development Project)は台湾の経済部工業局が実行している。このプロジェクトはMサービス、Mリビング、Mラーニングを提供する無線ブロードバンド・ネットワーク・インフラの配備に重点を置いている。その目的は、台湾で完全な無線ブロードバンド・ネットワーク・エコシステムを実現するという究極の目標を持って、アプリケーション・サービスの提供を通じた装置産業の発展と民間投資を進めることにある。2010年までには無線ネットワーク契約者数は800万に達すると推定される。

(共同通信PRワイヤー)


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