消費者向けや携帯用にシバ技術、マーベル社のCPU新技術
【サンタクララ(米カリフォルニア州)3日PRN=共同JBN】ストレージ、コミュニケーション、コンシューマー・シリコン・ソリューションのリーダーである米マーベル社(ナスダック:MRVL)は3日、同社内で開発したCPU技術であるシバ(Shiva商標)を発表、エンベデッドCPUアプリケーションでのパフォーマンスと低電力消費のこれまでの水準を引き上げた。シバはモバイル、消費者用、企業用インフラストラクチャー・アプリケーションにまたがる幅広いマーベル(登録商標)システム・オン・チップ(SoC)製品に組み込まれることになる。
マーベルのエンベデッドCPU技術は、先代のフェロセオン(Feroceon登録商標)CPUや買収したインテルのXScale(登録商標)技術を含むエンベデッドCPU技術に関する深い専門知識を活用しており、特定のアプリケーションの必要性に応じてダイサイズ、パフォーマンス、電力消費で極めてスケーラブルである。
マーベルの会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)であるセハト・スタルジャ博士は「マーベルはシバの発表によって超高性能、低電力消費のエンベデッドCPU技術における業界のリーダーであることを示している。シバは多くの家電、企業向け製品にパソコンのような性能をもたらすし、その一方でパソコンで通常使用される電力のほんの少ししか使用しないよう設計されている」と語った。
マーベルの多くのSoC製品は、社内開発されたARM命令セット互換プロセッサーに取り込まれている。マーベルはシバを用いてモバイル、ストレージ、企業、携帯アプリケーションを含む中核市場向けと新規市場チャンスを追求しながら製品性能を増強する。
リンリー・グループのリンリー・グエナップ社長兼プリンシプルアナリストは「マーベルは同社のARM命令セット互換CPU設計と65nm技術を使用して、コストとパワーでの利点を得ながら完全な機能セットを提供するという素晴らしい仕事を成し遂げた」と指摘した。
マーベルのシバCPU技術はノート型パソコン向けの新しいマーベル86F6000シリーズのSoCで現在利用可能であり、先に発表されている企業向けSoCディスカバリー・イノベーション・シリーズに搭載されている。
▽マーベルについて
マーベル社(ナスダック:MRVL)はストレージ、通信、コンシューマー・シリコン・ソリューション開発のリーダーである。同社の多様な製品ポートフォリオに含まれるスイッチング、トランシーバー、通信コントローラー、無線およびストレージ・ソリューションは、企業、都市圏、家庭、ストレージネットワークを含む通信インフラ全体を強力にサポートしている。
なお、このリリースで使われている「当(同)社」および「マーベル」という言葉は、マーベル・テクノロジー・グループ・リミテッドとその子会社の全体を指すものである。
詳細はhttp://www.marvell.comを参照。
Marvell(登録商標)、フェロセオン(Feroceon登録商標)、シバ(Shiva商標)はマーベル社とその子会社の登録商標である。その他の名前、ブランドは他の財産と主張されるかも知れない。
(共同通信PRワイヤー)
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- [国際情報]消費者向けや携帯用にシバ技術、マーベル社のCPU新技術 2008/06/04 水曜日