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パソコンの使用が気候に影響、TCOデベロップメントが発表

 【ストックホルム29日PRN=共同JBN】パソコンなどIT製品の使用が気候に大きな影響を及ぼしている。世界全体での影響は航空分野全体に匹敵する。TCOデベロップメントの新たな研究によると、IT製品をより効率的に使用し、気候にやさしい新しい機器を購入すれば、気候への影響を80%以上減らすことができる。

 TCOデベロップメントのハーカン・ノルディン気候環境プロジェクトマネジャーは「世界中で使われている10億台のコンピューター・モニターは5300万トンのCO2を発生させており、スウェーデン(人口1000万人)の年間消費量と同量の電力を必要としている。これはIT製品の使用が環境に悪影響を及ぼすことを明白に示すものだが、同時にこれらの製品の使い方を変えれば解決策の一部になれることを示すものでもある」と語っている。

 TCOデベロップメントはだれでもやれて、みんなでやればコンピューターが気候に及ぼす影響を80%以上削減できる次のような3つの簡単なステップを挙げている。

 ― アクティブモード時の電力消費を基準にコンピューター機器を選ぶこと。エネルギー効率のよいデスクトップ・パソコンは標準的なデスクトップ・パソコンよりエネルギー消費が最大で65%少ない。エネルギー効率のよいノート型をCAD/CAMに使われる先進的なデスクトップ・パソコンと比べると、違いは約1000%になる。

 ― コンピューターのエネルギー設定を作動させること。CO2排出の65%は電源を切っていないコンピューター、省エネルギー機能を作動させていないコンピューターから出ている。最も簡単な解決策はデスクトップを使っているときでもノート型コンピューター設定を使うことである。

 ― 使わないときはコンピューターの電源を切ること。ユーザー研究によると、平均的なオフィス・コンピューターは電源の入っている時間の50%以上が使われていない。
 ノルディン氏は「IT機器の使い方を変え、この技術の環境性能のすべてを完全利用すれば、毎日の生活に影響を及ぼさずにCO2排出を減らすことができる」と述べている。
 TCOデベロップメント-TCO認証システムは、ユーザーと環境の両方に利益になるように設計されたIT機器、オフィス機器の選択を容易にしている。TCO認証は国際的に認められており、TCOラベルをつけた製品は世界中で見つけることができる。

 詳しい情報はhttp://www.tcodevelopement.comhe

(共同通信PRワイヤー)


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