現在位置: HOME > ニュース&コラム > ビジネス・産業 > 国際情報


ナノトレードを独占販売店に、エナージェニクスが指定

 【シンガポール27日PRN=共同JBN】エナージェニクス・ホールディングスの全額出資子会社であるエナージェニクス社(Energenics Pte Ltd.)は27日、燃料添加触媒「エナーキャット(Enercat)」製品の東欧における独占販売店にナノトレード社(Nanotrade sro)をこのほど指定したと発表した。

 ナノトレードは2004年からオクソニカのエンビロックス製品の販売店で、チェコ、ポーランド、スロベニア、ハンガリーで販売していた。2004年から2007年までナノトレードがテストし、販売していたエンビロックス添加剤は、ヌフテク社がオクソニカにライセンス供与した技術を使って製造されていた。ヌフテクからオクソニカへのライセンス供与は2007年2月に終了した。

 エナーキャット製品は現在、ロネン・ハザリカ氏が共同開発したヌフテクの知的財産を使ってエナージェニクスが販売している。

 エナージェニクスのロネン・ハザリカ・マネジングディレクターは「この重要な販売店契約によってわが社は東欧の一流ナノ物質販売会社の1つと提携できる。ナノトレードの市場知識は一級であり、同社は最初の技術開発者との協力の重要性を認識している」と述べた。

 同氏はさらに「世界の戦略的パートナーとの提携を通じて、2002-2007年に当初販売されていた製品に比べ製品の効率を大幅に改善することができ、それに応じて特許の内容を拡大した。さらに、別の商品名ではあってもわが社の技術について長年の経験を持つ販売店で欧州の販売店の足場を拡大できたのはうれしい」と語っている。
 ナノトレードのラディスラフ・トルチクCEOは「エナージェニクスと独占契約を結び、ナノ触媒技術の市場開発を続けるのはうれしい。エナージェニクスの製品領域もわが社には魅力的な提案であり、コスト効率のよい完全ワンストップの省エネ・ソリューションを顧客に提供したい」と述べた。

 エナーキャットは特許組成のナノ微粒子のセリウム酸化物である。この技術は当初、2001-2007年にオクソニカにライセンス供与された。このライセンス供与は終了し、エナージェニクスは最近になってこの技術の利用を始めた。
 エナーキャットは燃料効率を4・7-11%増大させ、HC(炭化水素)排出を最大21%、CO(一酸化炭素)を最大30%、PM(微粒子)を最大20%、NOx(窒素酸化物)を最大8%それぞれ減少させる。

 ▽エナージェニクスについて
 エナージェニクス社(Energenics Pte Ltd.)はエナージェニクス・ホールディングスの全額出資子会社で、代替エネルギー・ソリューション、技術の有力サプライヤーである。本社はシンガポールで、既存技術に比べて資本コストがゼロか最低のエネルギー、排出削減を提供するエネルギー技術の特定、投資、調達、評価、商業化を行っている。アジア・太平洋全域の輸送グループ、鉱山会社、港湾・海運オペレーター、からなる強力な顧客基盤を持ち、事業を世界的に拡大している。詳しい情報はhttp://www.energenics.orgへ。
 ▽ナノトレード(Nanotrade sro)について
 ナノトレードは革新的なチェコの企業で、ナノテクノロジーを使って設計、製造する新しい物質、製品、技術の発見と商業化を目指している。チェコ、ポーランド、オーストリア、ドイツ、英国、米国、シンガポール、オーストラリアのパートナー、研究機関を緊密に協力している。また中東、東欧地域でプロジェクトの準備、適用、実行、製造戦略、特殊助言サービスを含むコンサルタント業務、市場調査も行っている。詳しい情報はhttp: //www.nanotrade.czへ。

(共同通信PRワイヤー)


関連記事

powered by weblio


前後の記事



記事バックナンバー

購読のご案内

取材依頼・プレスリリース

注目のニュース
最新の産業ニュース
写真ニュース

最新の写真30件を表示する