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たばこ広告の全面禁止を、国際対がん連合などが呼びかけ

 【ジュネーブ28日PRN=共同JBN】「世界ノーたばこデー」の5月31日、国際対がん連合(UICC)は世界保健機関(WHO)とともに、たばこ製品のあらゆる形態の広告、プロモーション、スポンサーシップを包括的に禁止するよう呼びかける。

 世界的にほとんどの喫煙者は18歳以前に喫煙を始める。ほぼ4分の1は10歳以前に吸い始める。子どもたちが初めて喫煙する時期が早ければ早いほど常習的な喫煙者になる可能性が高くたばこをやめる可能性が低くなる。

 広告はたばこ常用に誘い込むためにたばこ業界が意図的に仕掛けた網である。

 UICCのイサベル・モータラ常任理事は「たばこ販売の網を破って子どもや若者を解放すべき時だ。たばこ常用、病気、早すぎる死から彼らを守るための最も効果的な手段はたばこ製品のプロモーション、いかなるイベント、活動のたばこ業界によるスポンサーシップも含むあらゆる形態の直接、間接のたばこ広告も禁止することである」と語っている。

 自分がたばこを吸う、吸わないに関わりなく、世界の子どものほぼ半数(7億人)は有害な受動喫煙に毎日さらされている。

 UICCは、子どもたちが受動喫煙にさらされない場所を示す普遍的に認められたシンボルを決めるためのコンペを推進している。このシンボルは文字のないグラフィックイメージで、文化を超えてコミュニケートできるものにする。

 UICCのコンペは子どもにも大人にも、制作会社、美術学校やUICCの加盟組織にも開かれている。応募締め切りは6月30日。優勝者は8月27-31日にスイスのジュネーブで開かれる世界がん会議に出席してシンボルを紹介し、賞金5000ドルを受け取る。

 スモークフリー・シンボルのコンペは、子どもと若者に集中した5年間の世界的ながん予防計画の最初の1年間のテーマとして、2008年2月4日の世界がんデーに開始された「スモークフリーの子どもが好き」キャンペーンの一環である。詳しい情報はhttp://www.worldcancercampaign.orgへ。

 UICCは世界的ながんの征圧だけに専念している有力な国際的非政府組織(NGO)で、ほぼ100カ国の300のメンバーを結合している。ウェブサイトはhttp://www.uicc.org。

 世界ノーたばこデーに関する詳しい情報はwww.who.intへ。

(共同通信PRワイヤー)


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