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ホンダ「カブ」シリーズ、世界生産累計6000万台を達成

スーパーカブC100 ホンダの二輪車「カブ」シリーズの世界生産累計台数が2008年4月末で6000万台を達成した。1958年に日本で発売された「スーパーカブC100」はその後シリーズ化され今年8月で発売50周年を迎える。この間160を超える国で利用され、ビジネスバイクとして定着してきた。

 初代「スーパーカブC100」は当時2ストロークエンジンが主流の中、経済性、耐久性に優れた画期的な高性能50cc4ストロークエンジンを搭載し、乗り降りが容易にできる低床バックボーンフレームや、クラッチ操作がいらない、自動遠心クラッチシステムを採用。足元への泥はねや走行風を軽減させる大型の樹脂製のレッグシールドを装備するなど独創的で斬新なデザインを実現した。以来、基本設計・基本コンセプトは変わらず、その独自のスタイルは現在も受け継がれている。

 アジアなど海外では各国の文化や多様化していくお客様のニーズに合わせて「カブ」シリーズを展開している。また、日本の「スーパーカブ」は、2007年に電子制御燃料噴射システム(PGM-FI)を搭載し環境性能を高めた。このように「カブ」は全世界で進化し続けている。

 また、「スーパーカブ」は1959年に米国に輸出を開始、海外生産は1961年に台湾でのノックダウン生産を開始し、以後「需要のあるところで生産する」という基本理念に基づいて世界各地で現地生産を開始。現在、「カブ」シリーズは世界15カ国で現地生産されている。

 ※写真は初代スーパーカブC100(1958年、日本)


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