アナディジックスのPA、LG電子の最新携帯電話に量産出荷
【ウォレン(米ニュージャージー州)21日PRN=共同JBN】米アナディジックス社(ナスダック:ANAD)は21日、現在ベライゾン・ワイヤレスを通じ利用できる韓国LG電子の新製品、タッチスクリーン型マルチメディア携帯電話「ボイジャー(Voyager)」で利用するAWT6321デュアルバンド・パワーアンプ(PA)の量産品を出荷していると発表した。アナディジックスのEV-DO・HELP2(商標)パワーアンプによってLG電子は、現代風のスタイルでより消費電力効率のいい携帯電話を設計し、消費者にこれまで以上に長い通話時間とマルチメディア再生時間とともに消費者が期待していた強化型のマルチメディアとデータ・サービスを提供することが可能になる。
LG電子のボイジャーは、インタラクティブな2・8インチタッチスクリーンとともに簡単にメッセージを送れるようにスペースを広く取ったキーボードを備える初の携帯機器であり、(ベライゾンのテレビ放送サービス)V・CASTモバイルTVと完全HTMLインターネット・ブラウジングが可能となる。この携帯電話は音楽プレーヤー、ステレオサウンド向けデュアルスピーカー、内部スクリーン、ブルートゥース(登録商標)接続、2・0メガピクセルのカメラ/カムコーダーの機能を備えている。
アナディジックス社長兼最高経営責任者(CEO)のバーミ・バスタニ博士は「アナディジックスはLG電子の最新の無線通信機器に当社の最も優れた技術を提供してきた長い伝統を誇っている。同社最新のマルチメディア携帯機器にEV-DO・HELP2モジュールを活用することによって、LG電子はアナディジックスの製品と技術の能力と質とともにLGのような無線業界の主要プレーヤーとの大切なパートナーとしての当社の役割について一度ならず誠意を示してくれた」と語った。
AWT6321は選択的なバイアスモードを通じて異なる出力レベル、特にPAが通常動作しそれによって携帯機器の通話時間と接受時間を劇的に延ばすことになる低域と中程度域で最適の効率を実現する。電圧レギュレーターが内蔵されているので、外部スイッチの必要はなくなる。3ミリx5ミリx1ミリ表面実装パッケージは、50オーム(ohm)システムにおける出力、効率、リニア性能に対して最適化された調和のあるネットワークを取り込む。
AWT6321は最新のInGaP(リン化インジウムガリウム)HBT・MMIC技術で製造されており、最も優れた信頼性と熱耐性、耐久性を提供する。この機器は同社第2世代の高効率・低電力消費(HELP商標)のCDMAパワーアンプ製品ファミリーの一部であり、コストのかかる外付けDACあるいはDC・DCコンバーターなしで低静止電流と際だって大きな効率を提供する。
アナディジックスAWT6321PAは即日入手できる。さらに詳しい情報は、アナディジックスの以下の電話、ファクスによる連絡とウェブサイトから入手できる。
ANADIGICS
phone 908.668.5000
FAX 908.668.5132
Company's website at:
www.anadigics.com/products/handsets_datacards/cdma_power_amplifiers/awt6321.
▽アナディジックスについて
アナディジックス社(ナスダック:ANAD)は、急成長しているブロードバンド、無線・有線通信市場における半導体ソリューションの有力プロバイダーである。同社は米ニュージャージー州ウォレンに本社を置き1985年に創設され、受賞した製品はパワーアンプ、チューナー集積回路、アクティブ・スプリッター、ラインアンプ、その他部品などで、統合無線周波数・フロントエンドモジュールとして単品もしくはパッケージで販売される。詳細は www.anadigics.comまで。
(共同通信PRワイヤー)
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- [国際情報]アナディジックスのPA、LG電子の最新携帯電話に量産出荷 2008/05/22 木曜日