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衛星偵察システムの機能強化、米ATCiが「ウォーリア」に

 【フェニックス(米アリゾナ州)20日PRN=共同JBN】商用衛星通信システムプロバイダーのアンテナ・テクノロジー・コミュニケーションズ(ATCi)は20日、同社の衛星偵察システム「ウォーリア(Warrior)」に新しい機能を付加したと発表した。ウォーリアは140度に広がる衛星偵察に同時完ぺきな監視ができるが、付加されるアップグレードによって同システムは、現在競争社のシステムが提供する基本的なビデオと周波数監視能力を超えるものになる。

 ウォーリアは政府および軍事組織の独自要件に対応するよう設計されており、衛星キャリッジに関連する周波数利用問題だけでなく視覚可能なアーク内のすべてのトランスポンダー上で、すべての衛星で運ばれるコンテントを自動的に解析、管理、制御、そして保存する能力を持って、オペレーターに深層の監視を可能にする。これらシステムは世界的な比較解析するためネットワーク接続を共有することができる。

 この新しいARC(アーカイブ/リトリーバル/カタログ)セントリー(偵察)機能は、偵察上の重要な要件に最先端能力を提供するが、同時に至るところで監視されるすべての衛星の状態をアラーム警告したり表示したりすることもできる。その最先端機能を通じてシステムは、140度の視覚可能なアーク内で同時にすべての衛星上で発生する計画的あるいは非計画的な活動イベント解析を可能にする。ARCの機能はまた音声、データ、ビデオ各機器の統合によって、リアルタイムもしくは何年にもわたって集められた情報を捕捉、カタログ化、読み出すというメタモルフィング能力を与える。140余りの衛星を同時に監視する能力によって、どこにあっても同時に誤った可能性のあるキャリアの三角測量とロケーション特定が可能になる。

 ATCiのゲアリー・ハッチ最高経営責任者(CEO)は「ウォーリアの中核技術は既に実証済みで、今日機能している多くの大規模な国防省システムやその他政府、軍事、マルチメディア・システムにとって重要なソリューションとなる。ウォーリアとそのARC技術は、最高のRF監視とビデオ能力とともに、米国防総省と世界のその他国防上のアプリケーション組織が必要とする次世代の音声、データ処理による偵察機能をもたらす」と語った。

 ▽ATCiについて
 ATCiはカスタム化されたグローバルな地上ベースの衛星通信システムとブロードバンド・サービスを提供して、顧客が利益を得る機会を強化する。同社はケーブルテレビ、企業、政府、教育機関、その他営利事業で台頭するニーズに応える革新的な技術を提供することにコミットしている。ATCiは米アリゾナ州チャンドラーに本社があり、北米と中国にセールスオフィスを開いている。

 ATCi製品とサービスの詳細な情報は電話(480-844-8501)もしくはウェブサイト(http://www.atci.com)を参照。

(共同通信PRワイヤー)


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