ソニーと出光、有機ＥＬ青色素子で世界最高レベルの発光効率を達成
出光興産とソニーは１９日、次世代テレビとして注目されてる、有機ＥＬ（エレクトロルミネッセンス）ディスプレイ用材料の共同開発の成果として、ＮＴＳＣ標準を超える深い青色色度をもつ有機ＥＬ素子において世界最高レベルの発光効率を達成したことを発表した。
ソニーのデバイス技術と出光の材料技術の融合により、２５％が限界と言われている蛍光型発光材料を用いて、素子の内部発光効率を２８．５％まで高めることに成功。これによって有機ＥＬディスプレイの低消費電力化を実現することが可能になった。
ソニーと出光は、２００５年１１月２９日に有機ＥＬディスプレイ用材料の共同開発を発表し、発光材料から周辺輸送層に至るまで、有機ＥＬテレビを実現する高性能な有機ＥＬ材料の開発を進め、順次ソニー製品へ展開してきた。今回の世界最高レベルの青色発光素子についての成果も、今後、製品への導入を目指して両社間で検証を進めていく。
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- ［家電・弱電］ソニーと出光、有機ＥＬ青色素子で世界最高レベルの発光効率を達成 2008/05/20 火曜日
