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米アナディジックス社がCATV向けパワーアンプ2製品を発表

 【ウォレン(米ニュージャージー州)20日PRN=共同JBN】米アナディジックス社(ナスダック:ANAD)は20日、CATVセットトップボックス、分配とドロップ用アプリケーションで特に優れたシグナルインテグリティーを生み出すよう設計されたバランスのある低ノイズ・リニアパワーアンプ(PA)のABA3101とABA3115の発売を発表した。

 アナディジックスのロン・マイケルズ上級副社長兼ブロードバンド・ビジネス・ゼネラルマネジャーは「ケーブルTVシステムに対する需要が引き続き高まっているので、当社の戦略は共通のプラットフォームに基づく多様なPAソリューションを機器設計者に供給し、設計上のより大きな柔軟性を与えるとともに製造コストを削減してもらうことである。この考え方を業界をリードするノイズとリニアの性能を結合して、当社のケーブルTVとブロードバンド顧客に対して競争力のある製品ポートフォリオを生み出した」と語った。

 ABA3101は+8ボルト(V)の電圧供給設計であり、12デシベル(dB)のRFゲインとともにチャンネル当たり出力レベルで+34dBmVの高いリニア出力を供給する。熱耐性強化パッケージに収められたABA3101は、-(マイナス)69dBc(キャリア対スプリアス比)以下の複合2次歪み特性(CSO)と同3次歪み特性(CTB)を持つ歪み成分を維持し、1GHzのCATVバンドに対して3・2dB以下の典型的な雑音指数(ノイズフィギュア)を提供する。

 ABA3115は+5Vの電圧供給で動作し、チャンネル当たり+25dBmVのリニア出力と12dBのRFゲインが得られる。このガリウムヒ素(GaAs)ICは最大870MHzで動作し、-70dBc以下のCSO、CTB歪み成分を維持し、2・7dBの典型的な雑音指数を提供する。ABA3115はまた、ロジック制御の下でのシャットダウン機能を取り込んでおり、それによって電力消費が15mWまで減らすことになる。
 ABA3101とABA3115は既にリリースされたABA3100,ADA10000、ADA10001と同様に、それぞれ16ピン表面実装パッケージに収められ、CATV製品設計者への共通のプラットフォームとなる。
 製品仕様についてはwww.anadigics.comを参照。

製品価格、サンプルについてはwww.anadigics.com/worldwide_salesを参照するか、電話+1-908-668-5000、ファックス+1-908-668-5132でアナディジックス社へ。

 アナディジックスの新製品ABA3101は3500ユニット発売時点で1ユニット6ドル、ABA3115は3500ユニットで1ユニット5・60ドルで即日入手できる。

 ▽アナディジックス社について
 アナディジックス社(ナスダック:ANAD)は急成長しているブロードバンド無線・有線通信市場における半導体ソリューションの有力プロバイダー。創立は1985年、本社は米ニュージャージー州ウォレンにある。受賞した同社製品にはパワーアンプ、チューナー集積回路、アクティブ・スプリッター、ラインアンプ、その他部品が含まれ、統合無線周波数・フロントエンドモジュールとして単品もしくはパッケージで販売される。詳しい情報はウェブサイト www.anadigics.comを参照。

(共同通信PRワイヤー)


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