世界初の3D映画祭、11月19日からシンガポールで開催
【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)5日PRN=共同JBN】シンガポールはこのほど、2008年11月19-23日に開催される世界初の3D(3次元)映画・エンターテインメント技術フェスティバルの主催都市に指名された。正式名称が「3DX:3D映画・エンターテインメント技術フェスティバル」と名付けられたこのフェスティバルは、シンガポール・メディア開発庁(MDA)が主催する。3Dパートナーズ社のジム・チャビン氏がアジアで開かれるこの5日間のイベントの3DX制作責任者を務める。フェスティバルはシンガポール政府観光局(STB)が後援する。
MDA最高経営責任者(CEO)のクリストファー・チア博士は「3D映画の創造的才能と技術を浮き彫りにする世界クラスの3Dフェスティバルがシンガポールで開催されることは、3Dエンターテインメントの境界を拡大する上でシンガポールの積極的役割へのコミットメントを明確に示している。3DXは映画制作者と技術企業がその作品を取引関係者と消費者である観客に紹介する国際的舞台と収束点を提供する。それはまた、最新の3Dトレンドと進展状況に関する議論を触発する機会を業界関係者に提供する」と語った。
3DX映画と特性の国際的選択を強調するため、フェスティバル用に最初の映画2本が選ばれた。1本はベルギーのエヌウェーブ・ピクチャーズ(nWave Pictures)の家族的アニメ映画「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」で、登場するキャラクターの声優はケリー・リパ、ニコレット・シェリダン、ティム・カリー、エド・ベグリー・ジュニアら。もう1本はニューライン・シネマとウォルデン・メディアの冒険アニメ映画「ジャーニー・トゥー・ザ・センター・オブ・ザ・アース」で、ブレンダン・フレーザー、ジョッシュ・ハチャーソン、アニータ・ブリエムが出演している。
現在の3DX組織とメディアスポンサーのリストには、米国のモーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)、NBCユニバーサルTVアジア、スターTVインド、スター・ムービーズが含まれる。3DXを支援しているその他のシンガポール政府機関は経済開発評議会(EDB)とシンガポール情報通信開発庁など。
ビジネストラベル・MICEグループ、STB系列の「シンガポール見本市コンベンション協会(SECB)」のアシスタント・チーフエグゼクティブ、アロイシウス・アーランド氏は「シンガポールが初めての3D映画・エンターテインメント技術フェスティバルの開催地になったことを光栄に思う。このイベントはメディア、デザイン、コンテンツ開発集団の思想的指導者としてのわれわれの立場を強化する。われわれはシンガポールのこの重要な経済集団と繁栄している世界のメディア産業に相乗効果のある価値をもたらすことのできる関連事業イベントを確立するため、メディア開発庁などのパートナーと引き続き一緒に仕事を進める。3DXなどのフェスティバルを主催することは、交流都市としてのシンガポールの地位を高め、3D技術と映画製作を受け入れ支援する世界のパイオニアの一員としてシンガポールの立場を固める役に立つ」と語った。
3DXフェスティバルのハイライトには参加メディア組織とスポンサーの招待3D映画の上映、講演者、ディレクター、3Dパイオニア、ビジョナリー、キャタリストが参加するフォーラム、盛大なレセプションとイベント歓迎会のほか、一般の人々のための特別エンターテインメントのイベントが含まれる。
3DXに関する詳しい情報はウェブサイト(http://www.3dxfestival.com)で閲覧できる。
▽メディア開発庁(MDA)について
2003年に創設されたメディア開発庁はシンガポールを「世界のメディア都市」に変え、デジタルメディア時代の最前線に位置させる上で極めて重要な役割を果たしている。MDAは映画、ビデオ、テレビ、ラジオ、出版、音楽、ゲーム、アニメーション、メディアサービス、「双方向デジタルメディア」の発展を促進する活動の先頭に立っている。同時に、MDAは透明で一貫した規制政策と指針を確保するために、業界関係者のためにビジネス支援の環境を醸成し、消費者のためにメディアの選択を増やすことに努めている。詳しい情報はウェブサイト(http://www.mda.gov.sg またはor http://www.smf.sg)まで。
▽シンガポール政府観光局(STB)について
シンガポール政府観光局は同国の重要なサービス分野のひとつである観光のための経済開発期間である。その使命は観光を推進、擁護してこの分野をシンガポール経済発展の重要な推進要素にすることにある。STBは「比類のないシンガポール(Uniquely Singapore、非常新加坡)」という目的地ブランドを広めて、忘れられない旅行先としてシンガポールの差別化と売り出しを目標としている。詳しい情報はウェブサイト(http://www.stb.gov.sg)まで。
▽シンガポール見本市コンベンション協会(SECB)について
STB系列グループのSECBはシンガポールのビジネスイベント分野を担当する主要政府機関である。その使命は観光部門の重要な推進要素として業務旅行とビジネスイベントを擁護し、シンガポールのクラスター成長を可能にすることにある。また、シンガポールのMICE施設、奨励する会場、業界パートナーに関する総合的で公平な情報を提供してビジネスイベントの主催者、企業団体を支援する。SECBは5大陸の8パートナーと提携する世界初で唯一のコンベンション・ビューローである「ベストシティーズ・グローバル・アライアンス」のメンバーである。
(共同通信PRワイヤー)
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- [国際情報]世界初の3D映画祭、11月19日からシンガポールで開催 2008/05/07 水曜日