アトメルがフロスト・アンド・サリバン東南アジア産業技術賞受賞
【サンノゼ(米カリフォルニア州)2日PRN=共同JBN】アトメル(Atmel=登録商標 Corporation, Nasdaq: ATML)はこのほど、クアラルンプール(マレーシア)で開催された2008年フロスト・アンド・サリバン東南アジア産業技術賞の授賞式の席上、フィンガーチップ(FingerChip、登録商標)指紋センサー技術開発の功績が認められて技術革新賞を受賞した。アトメルでアジア営業担当バイスプレジデントを務めるヤン・チア・イー氏が同社フィンガーチップ・チームを代表してこの授賞式に臨んだ。
フロスト・アンド・サリバンは、クラス最高性能を誇る本人拒否率と最高の耐久性によってユーザー使用感を大きく改善したアトメルが特許を持つ指紋検出技術およびセンサーソリューションの継続的な技術革新を評価して同社への授賞を決定した。フロスト・アンド・サリバンによると、「価格競争力と堅牢性に優れた指紋読取チップを実現したこの技術革新によって、スキャニングとイメージングの高い正確性を維持することができる。東南アジアのバイオメトリクス市場でアトメルが2008年フロスト・アンド・サリバン技術革新賞に値すると認められたのは、これらのあらゆる努力の成果である」という。
アトメルのイー氏は「フロスト・アンド・サリバンからこの賞を受けたことを名誉に思う。当社の研究・設計・開発チームの献身的な努力によって、アジアのみならずグローバル市場で高い品質と信頼性を誇る指紋センサーのスタンダードを打ち立てる卓越した製品をバイオメトリクス技術業界にもたらすことができた」とコメントした。
東南アジアでは、官民双方でラップトップPC、携帯情報端末(PDA)に対する物理的アクセス制御から論理的アクセスまで多数のプロジェクト開発が進められており、バイオメトリクス技術の開発が急速に勢いを増している。アトメルのフィンガーチップ・センサーは、これらの開発市場に適した高品質のソリューションを実現している。
サーマル(熱感知)式技術を採用したアトメル製フィンガーチップ・センサーは、指紋トポグラフィーのごく微妙な変動も高感度で検出するため、指紋検出条件が悪い場合でも優れた画像を実現できるユニークな性能を持つ。この技術はこのほか、業界随一のESD(静電破壊)防止、機械的な堅牢性、強力な指紋偽造防止機能を実現している。高度に最適化されたマッチングエンジンを組み合わせたフィンガーチップ・センサーは、メモリーおよび処理能力の要件を最小限に抑えながら、卓越した他人受入率(FAR)/本人拒否率(FRR)性能とユーザー使用感を実現した。
▽アトメルについて
アトメル(Atmel)はマイクロコントローラー、先端ロジックLSI、ミックスドシグナルLSI、不揮発性メモリー、ならびに高周波(RF)部品の設計製造の世界大手。アトメルは、業界で最も広範囲に及ぶ知的財産権(IP)技術ポートフォリオを活用することによって、消費者向け製品、産業用製品、セキュリティー、通信、コンピューティング、自動車の各市場に特化した完全なシステムソリューションをエレクトロニクス産業に提供することができる。
▽フロスト・アンド・サリバンについて
企業成長コンサルティング大手のフロスト・アンド・サリバン(Frost & Sullivan)は、顧客企業と提携しながらその成長を促している。顧客企業は、同社の成長提携サービス、成長コンサルティング、キャリアベストプラクティスを活用することによって、効果的な成長戦略を作成、評価、実施する成長志向の企業文化を実現することができる。フロスト・アンド・サリバンは、6大陸30カ所以上に展開した拠点をベースに、これまで45年以上にわたって、グローバル(Global)1000にランクされた大企業、新興企業、投資業界を含む幅広い顧客層と提携を重ねてきた。フロスト・アンド・サリバンの成長提携戦略について詳しくはウェブサイト(www.frost.com)参照。
アトメル(Atmel、登録商標)、社名ロゴおよびその組み合わせ、フィンガーチップ(FingerChip、登録商標)その他はアトメルまたはその子会社の登録商標または商標である。それ以外の用語および製品名は、他社に商標登録されている可能性がある。
▽詳細情報
アトメル製フィンガーチップ指紋センサーに関する製品情報は以下のウェブサイト参照。http://www.atmel.com/products/Biometrics/
(共同通信PRワイヤー)
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- [国際情報]アトメルがフロスト・アンド・サリバン東南アジア産業技術賞受賞 2008/05/07 水曜日