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廃棄物処理のARIテクノロジーが主要英企業と契約

 【ケント(米ワシントン州)1日PRN=共同JBN】廃棄物管理技術の主たる開発者であるARIテクノロジーズ社はこのほど、その特許取得技術である熱化学変換法を英国、アイルランドで独占的に使用するライセンスをペクテル・グループに与える契約を結んだ。この革新的な技術はARIによって開発され、特許が取得され、商業化を達成したものである。この技術は熱化学プロセスによってアスベスト繊維を皆無にし、不活性で無毒、再生可能な建設用砕石を作り出す。この先駆的技術は、廃棄物を溶融する既存のプロセスの半分以下のコストで処理できるという点で画期的である。

 過去数十年間の間、世界中で人びとがごく普通に接触する広範囲でさまざまな製品に何十億トンものアスベストが使われた。アスベスト繊維にさらされることで、耐え難く、しばしば致命的な健康への被害を与える結果、アスベストの使用を禁止し、人びとが接する可能性のある施設からアスベストを除去しようとする運動が世界中に広まった。除去されたアスベストは、既存の技術による処理が高価であったため今までは埋め立て地に捨てられていた。この埋設が問題の本質を解決しないことは明らかである。ARIは何年もかけて熱化学変換プロセスを開発、改良し、他の処理技術と比べその一部の僅かなコストで埋設に代わる優れた処理法を生み出した。ARIは同技術を全世界で成功裡に市場に出している。

 ARIテクノロジーズのデール・ティモンズ社長は「本ライセンス契約の締結により、欧州市場に当社技術を広めることになる。他の廃棄物管理会社も本技術を使用することの優位性を認識してもらえるので、急激な利用拡大が期待できる。ペクテル・グループは英国内の廃棄物業界で本技術を急速に展開し、確固たる地位を築くに違いない。ARIの技術ととともに、ペクテルの経験および知識が英国およびアイルランドにおいて多大な便益をもたらすはずである」と語った。

 ペクテル・グループは25年前に設立された多様な分野の組織であり、英国、アイルランドおよびアジアにおいて商業建設サービスに従事している。ペクテル・グループは熱化学変換技術を推し進めることを決意した英国で初めての会社である。

 ペクテル・グループの代表取締役、スコット・ムレイ社長は「この独占的契約に締結したことは当社にとって画期的なマイルストーンである。社会でずっと安易に使われてきたたこの生命を脅かす物質を根絶する技術を得たことで、われわれは将来の世代に対し足跡を残すことになる」と語った。

(共同通信PRワイヤー)


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