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キヤノンが米にカートリッジ生産工場増設、600億円投じる

 キヤノンは2日、総額600億円を投じて米バージニア州・キヤノンバージニアの敷地内にトナーカートリッジの生産工場を増設することを発表した。延べ床面積は6万3000平方メートル。09年12月の稼動を目指す。

 キヤノンはレーザープリンターなどに使用されるトナーカートリッジのリサイクル活動を1990年から始めるなど早くから環境問題に取り組み、現在では回収されるトナーカートリッジの100%再資源化を達成している。世界的なトナーカートリッジ需要の拡大傾向に加え、環境への対策から再利用が求められ、生産拠点の増強が必要になっていた。

 今回の増設で従業員数は技術者含め約700人を増員する。生産ラインの自動化技術の確立を進め、製品輸送に伴う環境負荷を低減しつつ、世界的な需要変動に対応できる生産拠点を築く。


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