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放射線治療のヌクレトロンがオンセントラ・ブラキを導入

 【フェーネンダール(オランダ)28日PRN=共同JBN】「HDR/PDRブラキセラピー(小線源療法)用の新しい解剖学ベースのソリューションはDICOM(医学画像と通信基準)互換の総合がん治療計画の次世代を代表する」。

 放射線腫瘍治療法の知識ベースのリーダーであるヌクレトロン(Nucletron)は28日、ブラキセラピーによるがん治療計画を最適化するための包括的な放射量ベースの治療計画システム「オンセントラ(Oncentra=登録商標)ブラキ(*)」の導入を発表した。世界初の全面DICOM互換性治療計画システムであるオンセントラ・ブラキは効率的な治療を確保するための最先端の最適化アルゴリズムを備えている。この新ソリューションはCTでの関心領域(ROI)の特定、あるいはCT、MR、PETデータでの画像登録を使う多種機器画像環境でのROIの特定を行うためのすぐれた3Dコントゥアリング、マージニング・ツールを提供する。(*)北米では認可申請中である。

 オンセントラ・ブラキは臨床医に多くの利点を提供するので、特殊な臨床ワークフローへの適応を可能にするユーザー設定のワークスペースで、簡単なものから複雑なものまで、治療計画の作成をより速くより簡単に行える。リアルタイムの情報共有によって医療チーム全体に即時アクセスを提供し、集中的な計画能力のない遠隔地間でも治療計画についての情報交換が容易になる。医師は遠く離れていても治療計画を評価、許可することができる。

 ヌクレトロンのイェルーン・カメラート最高執行責任者(COO)は「オンセントラ・ブラキのリリースは、ヌクレトロンからもたらされる新しいエキサイティングな治療計画の革新の最初となる。ブラキセラピー治療計画の将来を代表するオンセントラ・ブラキによってわれわれは技術的実績の新たな基準を設定した。臨床パートナーと協力して、患者介護を向上させるための多くの近代的で強力なツールを含む最先端ソリューションを開発した」と語った。

 アムステルダムのアカデミック・メディカル・センター(AMC)放射線腫瘍治療科は「オンセントラ・ブラキはこれまでに考えられなかったようなブラキセラピー計画による新しい治療技術を探究する新たな可能性を開くものだ。MRデータでの再構築、計画が現実化するので、ユーザーにやさしいこのシステムは臨床医や医師が必要とする柔軟性のすべてを提供できる。患者にとってよりよい治療を行うための最適で正確な計画を作成できる」と述べている。

 オンセントラ・ブラキは広い範囲のがんに対するブラキセラピー治療用の完全統合ソリューションの一部で、ブラキセラピーを使って患者を最適に治療するための最も先進的なシステムを医療専門家に提供する。

 米カリフォルニア大学サンフランシスコ校のイチョー・スー博士は「オンセントラ・ブラキの当初のガンマ線試験機関の1つとして、ヌクレトロンのこの新しい治療計画システムの効率的で柔軟なツールを大変喜んでいる。このシステムを徹底的に試験した後、オンセントラ・ブラキをこのセンター内だけで使う方針だ」と語った。

 ヌクレトロンは5月4-6日に米マサチューセッツ州ボストンで開催される2008年世界ブラキセラピー会議のブース#120で展示する。

 ▽ヌクレトロンについて
 ヌクレトロンは知識ベースの放射線腫瘍治療法のリーダーで、臨床チームと協力して患者介護を改善する革新的なソリューションを実現させている。統合製品、ソフトウエア、サービスを通じて、放射線治療法の最高の選択肢を提供するために努力している。ヌクレトロンの哲学にとって決定的に重要なのは、顧客とソリューション・プロバイダーの間の伝統的な境界を変える個々の臨床チームとの緊密な協力関係の確立である。多くのヌクレトロン従業員は腫瘍治療について臨床経験を持っており、臨床医の複雑なニーズについて深い理解を提供する。詳しい情報はhttp://www.nucletron.comへ。

(共同通信PRワイヤー)


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