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サッポロビールとキリンビールが共同配送実施、北海道地区で

 サッポロビールとキリンビールは24日、北海道地区で一部配送を共同で行うことを発表した。サッポロビールなどが展開する共同配送ルートにキリンビールが新たに加わる。物流部門での環境負荷低減を目的に年間でCO2排出量約24.4トン(約20%)の削減が期待できるほか、運送コスト削減を実現させる。

 両社は、北海道の紋別、岩見沢、倶知安、室蘭の一部特約店に対し、ビール系飲料、グループの清涼飲料水等の商品を対象として、5月下旬から順次共同配送を開始する。共同配送では、サッポロビールが全道で展開している酒類製造メーカー2社との共同配送ルートの一部に、キリンビールが新たに加わる。

 サッポロビールとキリンビールは、市場では競合として公正な競争を展開する一方で、環境問題に対して既存の枠組みを超えた協力体制を構築。同時に原油価格上昇で値上がる運送コストの削減を実現させる。


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