ソニーが米グレースノート買収、CDDB獲得で音楽市場優位に
ソニーの米国法人ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ(SCA)は22日、音楽認識技術などを手掛ける米グレースノート社を買収すると発表した。買収金額は2億6000万ドル(約265億2000万円)。5月末までに手続きを完了する予定。
グレースノート社はデジタルメディア認識、音楽認識技術に関する分野で有数な企業。同社が手掛ける楽曲情報データベースCDDB(コンパクトディスク・データベース)は、米AOL「AOLメディアプレーヤー」や米アップルの「iTunes」、ソニーの「BeatJam」など主要メディアプレーヤーで採用されている。
ソニーは「グレースノート社のプラットフォームを取り入れることにより、ソニーのデジタルコンテツやサービス、製品分野における取り組みを大きく加速し、強化することができる」。グレースノート社は「ソニーとの新たな関係により、業界における次世代技術の開発を急速に拡大する上で必要なリソースを手にすることになる」とそれぞれ述べている。
ソニーは今回の買収でデジタル音楽市場における競争を優位に進める。
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- [通信・端末]ソニーが米グレースノート買収、CDDB獲得で音楽市場優位に 2008/04/23 水曜日