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三菱自、「コルト ラリーアート バージョンR」特別仕様車発売

 三菱自動車はスポーツドライビングを楽しめる高性能コンパクトスポーツ「コルト ラリーアート バージョンR」に、ボディ剛性を大幅に高める溶接技術「連続シーム溶接」を採用した特別仕様車「コルト ラリーアート バージョンR スペシャル」(車両本体価格232万500円)を設定し5月27日から発売開始する。目標販売台数は300台。

 「コルト ラリーアート バージョンR スペシャル」は、さらに卓越した操縦安定性を実現すべく、それに不可欠なボディ剛性の向上を図る、新たなボディ接合手法を採用した。それが、今回採用した「連続シーム溶接」である。この「連続シーム溶接」は、ドア開口部4箇所全てのボディパネル貼り合わせ部分の全周を、通常の自動化されたスポット溶接に加えて、熟練工の手作業による「連続シーム溶接」をその上から施したもので、ベースボディ(「コルト ラリーアート バージョンR」)に比べ、とりわけ、縦方向の曲げ剛性で約10%向上している。これにより、スポーツドライビング時の車両のピッチング(縦揺れ)及びロール(横揺れ)が抑えられ、タイヤの接地性が向上し、ドライバーの意図に忠実なステアリングレスポンス(操舵応答性)とトラクション(駆動力)性能を実現している。

 ◆連続シーム溶接とは 棒状の電極を使用するスポット溶接が「点」での溶接であるのに対して、円盤型の回転電極を用いる連続シーム溶接は「線」での溶接であり、溶接面積が多いためボディ剛性が大幅に向上する。


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