米マイクレル社がMIC533xファミリー発売
【サンノゼ(米カリフォルニア州)21日PRN=共同JBN】アナログ、高帯域通信(HBC)、イーサーネットICソリューションの業界リーダーである米マイクレル社(ナスダック:MCRL)は21日、新しいデュアルチャンネル、マイクロパワーの低飽和レギュレーター(LDO)ファミリーであるMIC5331/32/33の発売を発表した。これらのLDOは携帯電話、PDA、MP3プレーヤー、パーソナル・ナビシステム(PND)、デジタルカメラ、携帯機器を含む電力を要するバッテリー駆動エレクトロニクスに理想的である。
このMIC533xファミリーは2ミリx2ミリ薄型MLF(登録商標)パッケージに2個の300mA低静止電流LDOレギュレーターと2個のパワーオンリセット(POR)回路を統合しており、携帯機器使用者がパワーアップしそれでいて貴重なバッテリー寿命を節約できるようになっている。MIC5331/32/33ファミリーは現在量産品が入手可能で価格は1000個発売時点で1個0・06ドルから始まる。
マイクレル社のポータブル・パワー製品販売ディレクターであるアンディ・カヤット氏は「現在のポータブル・アプリケーションは、1回のバッテリー充電で操作時間が同じもしくは改善されていることを要求されながら機能が引き続き増強され続けている。マイクレル社のLDOレギュレーターである新しいMIC355xファミリーは、顧客に最も先進的な機能のパワーアップと極度に少ない電力消費でソリューション・サイズを減少させる統合の能力を提供する。これによって設計者は可能な限り最新で最も機能豊富なハンドヘルド製品を制作するためスペースを節約でき必要とする柔軟性が与えられる」と語った。 MIC533xファミリーはどのような負荷変更状況でも極めて迅速な過渡応答を持つ2個の300mAのLDOレギュレーターとディレー時間調整可能な2個までのPOR回路を提供する。MIC533xファミリーは両方の出力が可能な状態でトータルでわずか40マイクロアンペアを消費するだけでこれを成し遂げる。この高性能と低電力消費という統合のコンビネーションは、MIC533xファミリーをポータブル・エレクトロニクスのすべてのアプリケーションに適したものにしている。MIC5331/32/33はミクロン・キャップ・デザインで、必要なボードスペースと構成部品コストを削減する極めて小型のセラミック出力キャパシターで作動し、固定出力電圧で提供される。さらにこのファミリーは摂氏マイナス40度からプラス125度までの接合部動作温度で、高いPSRR(電源電圧変動除去比)と電流制限、サーマルシャットダウン保護を含む完全な回路保護を提供する。
▽マイクレルについて
マイクレルは世界中のアナログ、イーサーネット、高帯域通信市場向けのICソリューションの世界的な大手メーカー。同社製品には最先端のミックスドシグナル、アナログ・パワー半導体、高性能通信、クロック・マネジメント、イーサーネット・スイッチ、PHYトランシーバーICなどが含まれる。顧客には、民生・工業・モバイル・電気通信・自動車・コンピューター製品の大手製造企業が含まれる。本社と最先端のウエハ-製造設備は米カリフォルニア州サンノゼにあり、米州、欧州、アジア全域に地域販売とサポートのためのオフィスと先端技術設計センターが置かれている。同社は世界に広範な流通、販売代理店ネットワークを維持している。詳しい情報はWeb: http://www.micrel.comを参照。
(注)MLFはAmkor Technologyの登録商標。
(共同通信PRワイヤー)
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- [国際情報]米マイクレル社がMIC533xファミリー発売 2008/04/22 火曜日