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CVCキャピタルがアジア太平洋ファンドで41億ドル調達

 【ロンドン17日PRN=共同JBN】CVCキャピタル・パートナーズ(以下CVC)は17日、国際機関投資家と富裕な個人層の両方から41億米ドルの資金調達をすることに成功したと発表した。このファンド「CVCキャピタル・パートナーズ・アジア・パシフィック3LP(以下ファンド3)」は、アジア太平洋地域(オーストラリア、香港、日本、シンガポール、韓国、大中華圏)の先進経済国の一流企業への投資を目的としている。

 ファンド3はCVCが調達する3番目のアジアファンドで、投資家の投資意欲が依然として旺盛なアジア太平洋地域で資金調達を行う最大級のファンドである。

 ファンド3はこの地域におけるCVCのこれまでの資金調達の成功に続くものである。これには2000年に7億5000万米ドルの資金調達契約をしたCVCキャピタル・パートナーズ・アジア・パシフィックLP(以下ファンド1)が含まれる。ファンド1は17社に5億2500万米ドルの投資を行い、多額の現金収益を生み出した実り多い2000年の最優良アジア買収ファンドのひとつである。

 CVCキャピタル・パートナーズ・アジア・パシフィック2LP(以下ファンド2)は19億7500万米ドルの契約が成立し2005年4月に締め切られた。ファンド2は6カ国で12件の取引を完了し、投資収益率は80%強だった。これらすべてのファンドは1996年以来、CVCが欧州とアジアで助言を行い、最高の四半期収益を実現した。

 CVCは投資家に対する長期的価値の創出と現金化に重点を置き、8年余り実証済みの方法を駆使し、ポートフォリオ企業への直接介入を重要視することによりアジア太平洋買収市場で指導的立場を確立した。CVCアジア・パシフィックは2007年にアジアン・インベスター誌により「ベスト・プライベート・エクイティ・ファンド」に選ばれている。

 CVCはアジア太平洋地域が引き続き発展し、大きな買収チャンスを提供すると考えている。株主価値の一層の重視、より効率的なガバナンス(統治)体制、最適化に対するグローバリゼーションの圧力はアジア市場でますます鮮明になっており、こうしたことは引き続き投資活動を活発にするとCVCは考えている。

 シティグループはファンド3の重要な投資家になるとみられるが、ファンド3に関してCVCキャピタル・パートナーズの合弁事業パートナーにはならないだろう。しかしファンド1と2の残余の期間はシティグループとの合弁事業関係が存続するだろう。

 CVCのマイケル・スミス会長は「われわれの3番目のアジア太平洋ファンドが成功裏に締め切られたことは、この地域の投資チャンスに対する意欲が引き続き存在することを明確に示している。世界のこの地域は一定の力強い経済ファンダメンタルズ(基礎的条件)を示しており、われわれが今後も良いチャンスがあると予想している活動領域だ。CVCはこの新しいファンドを支援したLPとの関係を非常に重視している。これらLPの多くは当社が9年前にアジアでビジネスを開始して以来、CVCと一緒にやってきた。われわれはこの市場へのアクセスを望んでいる投資家の間で強い要望が存続していることを喜んでおり、アジアと欧州の両方の投資家との間で築いてきた長期的関係を重視している。今回の資金調達は、CVCの前身のアジア・パシフィック・ファンドを成功させた強力なCVC投資専門家チームの技量の証しでもある。それはこの地域に関するわれわれのローカルな知識と長年にわたり開拓してきた幅広いグローバルな人脈を際立たせるものだ」と語った。

 詳しい情報は以下まで連絡を。
 CVC Capital Partners
Claire Eilis: +44-207-420-4200
Brunswick
Sophie Brand/Leonora Pou: + 44-20-7404-5959

 CVCキャピタル・パートナーズは自己資本(ファンド4、アジア2、タンデム、アジア3)が190億米ドルを超える国際的な有力非公開投資会社である。CVCは1981年に設立され、現在、欧州アジア、米国にまたがる18オフィスのネットワークを維持している。CVCアジア・パシフィックはこの地域(香港、ソウル、東京、シドニー、シンガポール)5オフィスで勤務する30人の専門家スタッフにより確固としたローカルのプレゼンスを示している。その複数のチームは全主要市場、すなわち日本、大中華圏、オーストラリア、韓国、東南アジアで幅広い実行能力を有しており、そのほとんどは創設以来、CVCアジア・パシフィックで一緒に仕事をしてきた。

 CVCアジア・パシフィックはこの地域で最も活発なプライベート・エクイティ投資家の一員であり、これまで大中華圏、東南アジア、韓国、日本、オーストラリアを舞台に企業価値総額190億米ドルの30件のマネジメント・バイアウト(MBO)を完了している。

 CVCが現在投資しているアジア太平洋ポートフォリオには以下が含まれる。

 ― 珠海中富:中国最大の飲料パッケージング企業
 ― ステラ・グループ:オーストラリアの大手総合旅行・サービス会社
 ― PBLメディア:オーストラリア最大の多角的メディアグループ(チャンネル9、ACPマガジン、ナインMSNを含む)
 ― DCA:オーストラリア最大の画像診断センターを経営
 ― アムテク:シンガポール最大の精密金属プレス会社
 ― GSペーパー・アンド・パッケージング:マレーシア最大の製紙・梱包会社
 ― プランテーション・ティンバー・プロダクツ:中国大手繊維板・積層床材メーカー
 ― マグナチップ:韓国の大手半導体企業

(共同通信PRワイヤー)


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