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米マイクレル社がNMOS・LDOの発売を発表

 【サンノゼ(米カリフォルニア州)16日PRN=共同JBN】アナログ、高帯域通信(HBC)、イーサーネットICソリューションの業界リーダーである米マイクレル社(ナスダック:MCRL)は16日、低電圧、高電流の給電を生む複数供給レールを活用するアプリケーションの利点を生かす1アンペア(A)高速N形金属酸化膜半導体・低飽和レギュレーター(NMOS LDO)であるMIC47100の発売を発表した。

 このデバイスはポイント・オブ・ロード(PoL、負荷に接近して実装される分散型電源)、PDA、DSP、PLDS、FPGA、低電圧ポストレギュレーションを対象にしている。同製品は現在量産品で出荷され、MLF(登録商標)パッケージの1000個発売時点で各1・57ドル、パドル露出型(eパッド)SOIC-8パッケージの1000個発売時点で各1・62ドルである。

 マイクレルのパワー製品マーケティング担当副社長のアンディ・コーウェル氏は「MIC47100は1Aまでの出力電流向けの柔軟な設計であり、低入出力電圧アプリケーションに対する業界最高のソリューションである。このデバイスはさらに高速の過度応答があり、市場で最も需要のある帯域幅アプリケーションに理想的である。MIC47100は低休止電流と低ドロップアウト電圧と相まった高速ロードによって、モバイルプロセッサーのコア電圧、すべての携帯機器のコアDC-DCコンバーターのポストレギュレーションに理想的でもある。

 MIC47100のNMOS出力段階は、マイクロプロセッサー、DSPあるいはFPGAが必要とするような突然のロード変化に素早く対応するユニークな能力に寄与する。それは1Aのプログラム可能な出力電流を供給するとともに、安定性のために僅かに1マイクロファラッドのセラミック出力キャパシターを必要とするだけである。同デバイスは1・0ボルト(V)から3・6Vの範囲の動作電圧、2・3Vから5・5Vのバイアス供給、200ミリボルト(mV)のドロップアウトを供給する。それはまた0・8Vから1・2Vの出力電圧と100kHzで50デシベル(dB)以下の電源電圧変動除去比(PSRR)を備えている。このソリューションは1Aで80mVの低ドロップアウト電圧機能を備えている。それはまたプラスマイナス1・5%の初期精度、プラスマイナス2%の過熱という高い出力電圧精度を備えている。MIC47100は、パドル露出型MSOP-8パッケージもしくは小型2ミリx2ミリMLF(登録商標)パッケージに収められ、ボードスペースが限られた顧客向けに理想的な小型パッケージとなっている。このICの接合動作温度は、摂氏マイナス40度から同プラス125度の範囲である。

 ▽マイクレルについて
 マイクレル社はアナログ、イーサーネット、高帯域通信市場向けのICソリューションの世界的な大手メーカー。同社製品には最先端のミックスドシグナル、アナログ・パワー半導体、高性能通信、クロック・マネジメント、イーサーネット・スイッチ、PHYトランシーバーICなどが含まれる。顧客には、民生・工業・モバイル・電気通信・自動車・コンピューター製品の大手製造企業が含まれる。本社と最先端のウエハ-製造設備は米カリフォルニア州サンノゼにあり、米州、欧州、アジア全域に地域販売とサポートのためのオフィスと先端技術設計センターが置かれている。同社は世界に広範な流通、販売代理店ネットワークを維持している。

 詳しい情報はWeb: http://www.micrel.comを参照。
(注)MLFはAmkor Technologyの登録商標。

(共同通信PRワイヤー)


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