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富士経済、メカトロニクスパーツ市場の調査結果発表

 総合マーケティングビジネスの富士経済は、2013年8月から11月にかけて、主にFA(ファクトリーオートメーション)の制御を掌るメカトロニクスの構成部品、機器・装置(パーツ)の市場を調査。その結果を報告書「2013年 注目メカトロニクスパーツ市場実態総調査」にまとめた。

 それによると、2012年は製造業における設備投資の低迷により前年比5.9%減となったが、10品目中FA用パソコン、近接センサ、光電センサ、ロータリエンコーダの4品目は拡大を維持した。2013年は前年に落ち込んだ反動で、2014年以降も自動化が進むことで市場が拡大し、2016年には490.7億元が予測される。需要は日系、欧米系セット機器メーカー向けハイエンド製品と、新興国、アジアローカル系セット機器メーカー向けローエンド製品の二極化が進んでいる。
 技術力を持ち始めている中国系メーカーが、アジアでの位置を確保しつつある台湾系、韓国系と共に、日系、欧米系メーカーの脅威となっており、プログラマブルコントローラ、ACサーボモータ、センサは日系、欧米系メーカーがけん引するものの、FA用パソコン、温度調節計、産業用スイッチング電源では中国系メーカーが実績を伸ばし、台湾系、韓国系メーカーも一定のシェアを確保している。


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