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UAE・RAKペトロリアムの執行委員長にモッサバル-ラフマニ氏

 【ドバイ9日PRN=共同JBN】アラブ首長国連邦(UAE)ドバイのRAKペトロリアムは9日、取締役と新設の執行委員長兼マネジングディレクターにビジャン・モッサバル-ラフマニ氏を同日付で任命したと発表した。

 モッサバル-ラフマニ氏は経験豊かな石油産業の経営者であり、現在は西アフリカ地域で活動しているフランコアメリカン系石油・ガス企業であるフォックストロット・インターナショナルLDCの取締役会長で、米エネルギー持ち株会社のモンドイル・エンタープライズLLCの最高経営責任者(CEO)を務めている。同氏は米ヒューストンにあるアパッチ・インターナショナルの創設者兼筆頭チーフエグゼクティブだった。

 RAKペトロリアムのアブドゥル・アジズ・アル・グレール取締役会長兼マシュレクPSC最高経営責任者(CEO)兼アラブ首長国連邦(UAE)第14回連邦国民評議会議長は「われわれはモッサバル-ラフマニ氏のRAKペトロリアム入りを歓迎し、重要かつ成功している地域石油・ガス探査・生産プレーヤーとして当社を次のレベルに高めるため共に働きたいと願っている」と語った。

 RAKペトロリアムは現在、オマーンとラス・アル・ハイマで石油・ガス探査を活発に行っている。同社はオマーンにある小規模のオフショア油田からガスを生産し、今年後半には2番目のより大規模な油田からの産出を開始する。同社が発行している株式資本の圧倒的多数はUAEとサウジアラビアが保有している。

 モッサバル-ラフマニ氏は業界での立場に加えて、公共問題や国際問題に活発であり、ハーバード大学J・F・ケネディ・スクールの政府視察委員会委員、ニューヨーク・メトロポリタン美術館のイスラム芸術に関するアート視察委員会委員も務めている。同氏は世界エネルギー市場に関する10冊以上の著作と数十の論文を出版しており、UAEのエネルギー部門に対する貢献でコートジボアール国家功労勲章コマンドゥールを叙勲されている。

 RAKペトロリアムはまた、2007年4月以来暫定CEOだったピーター・サドラー氏が退任したと発表した。サドラー氏はロンドン証券取引所の新興企業向け市場AIMに上場しているインダゴ・ペトロリアムの元CEOである。RAKペトロリアムは1年前、インダゴがオマーンに所有していた探査・生産資産を買収しており、RAKペトロリアムへのこれら資産の統合処理は現在既に完了している。

(共同通信PRワイヤー)


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