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日産自動車が北米LCV事業に参入、キャントン工場が拠点に

 日産自動車の北米統括会社・北米日産(NNA)は7日(日本時間8日)、北米市場で小型商用車(LC)事業に参入することを発表した。今後LCV3車種の開発に向けた投資のほか米キャントン工場(ミシシッピ州)に1億1800万ドル(約121億円)を投じて生産設備を拡張するなど体制を整える。

 発表によればNNAは今後3年間でLCVを3車種を北米市場に投入する。最初のモデルは2010年前半に発売する見込みで北米市場におけるLCV事業を拡大させ、総重量8トン未満の車種を投入していく。

 LCV3車種は同社のキャントン工場で生産される。キャントン工場は北米商用車市場向けLCVの生産拠点と位置付けており今回の投資のほか、LCV生産に必要な生産能力を確保するため、次期型ミニバン「クエスト」、および高級SUV(Sport Utility Vehicle)「インフィニティ QX56」の生産を日産の他工場に移管される。

 NNAのLCV事業部門は米フォード社から同社に移籍したジョーカステリ氏が担当する。


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