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古河電工産業電線、甲府工場を閉鎖 生産品は国内外で継続

 古川電気工業は3日、子会社の古河電工産業電線が、今年9月末でFEIC甲府工場(山梨県甲府市)の操業を全面的に停止し、閉鎖することを決定したと発表した。甲府工場での操業は停止となるが、生産品については国内外の工場で生産し、供給を継続するという。

 これまで、甲府工場では収益改善のため、収益性の低い事業からの撤退など構造改革を進めてきた。しかし、国内需要の低迷や価格競争の激化に伴い、単独で工場を維持することが困難になっていた。このため、高機能で収益性の高い製品を中心に他工場へ生産シフトし、工場を閉鎖することとした。従業員はFEICの他工場を中心に配置転換する。

 他工場への製造品目移管・集約によって、生産性の向上や固定費の削減を実行し、損益改善をはかる。不要になる製造設備・建屋の廃却や人員再配置に伴う経費の発生により損失が見込まれるものの、現時点での額は未定。また、工場跡地については売却の方向で検討中。

 今後、海外生産拠点を中心としたOEM生産を進め、海外生産シフトを推進する。


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