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三菱電機、新城工場に最新生産ライン導入 モーター生産強化

名古屋製作所新城工場
最新鋭生産ラインが導入される名古屋製作所新城工場(写真・三菱電機)
 三菱電機は、名古屋製作所新城工場(愛知県新城市)に約25億円の設備投資を行い、高性能で高効率の三相誘導電動機およびNC工作機械用主軸モーターを短納期で供給するモーター生産体制の強化を図る。

 三相誘導電動機(三相モーター)は、国際的な環境意識の高まりから世界各国で高効率法規制の導入が進展しており、国内でも2013年度中に告示予定(2015年4月施行予定)の「省エネ法」改定により、従来よりも高効率のトップランナー機種の需要が大幅増加すると見込まれる。

 また、NC工作機械用主軸モーター(主軸モーター)は、中国・ASEAN等の新興国で伸長する工作機械需要に伴い、高性能のNC工作機械が求められており、高速・高トルク・低振動な高品質の主軸モーターの需要増加が見込まている。

 三相モーター、主軸モーター生産の中核となる鉄心・巻線・機械加工の設備を中心に最新鋭の設備を導入し、短納期で高品質の製品を多品種小ロット生産するラインを整備する。また最新のFA機器を使用した生産ラインを構築し、三菱電機が提唱する工場の見える化「e&eco-F@ctory」のモデルラインを構築する。

 対象となるのは、鉄心製造設備、ロータダイカスト設備、巻線設備、機械加工設備など。今回の整備で、生産能力は従来比1.2倍の年間31万台となる予定。


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