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JFE商事、ベトナムに2拠点目の鋼材加工センター設立へ

 JFE商事は、ベトナムにおいて2拠点目となる鋼材加工センター「JFE SHOJI STEEL HAI PHONG」(JSHP)を設立することを決定した。新加工センターは、敷地面積は約1万3800平米、工場面積は約5500平米。2014年7月に稼働予定。主要設備は大型スリッター1基、小型レベラー1基。加工能力は月産4000トン。

 現在、OA機器、白物家電の電機メーカー等が、生産能力の増強のため、ハノイを中心としたベトナム北部に生産拠点の新設を進めている。今回、同社が加工拠点を新設するハイフォン市は、ベトナム政府が開発を進める有数の港湾都市であり、今後、電機を始めとした広範囲な製造業の進出が更に期待される。これら製造業向け各種鋼板の加工ニーズに逸早く対応し、ベトナム北部地区における鋼材需要の捕捉にも取り組んでいく。

 ベトナム南部では、2007年5月より「JFE SHOJI STEEL VIETNAM」(JSSV)が稼働しており、今回のJSHPの設立により、南北の両加工拠点を活用し、ベトナム市場におけるSCMの体制をさらに発展させる。

 JFE商事は中国、シンガポール、台湾、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、メキシコ、インドでコイルセンターを展開しており、今回のベトナム北部での新設を合わせ、海外で16カ所となる。


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