東芝、産業用高圧インバータ生産能力増強 米で新製造棟建設
東芝は10日、グループ会社の東芝インターナショナル米国社(米・テキサス州ヒューストン=TIC米)が、2012年8月から建設を進めてきた新製造棟が竣工したこを発表した。産業用高圧インバータの生産能力増強のため。新製造棟は、今年秋から生産を開始する。
TIC米は北米向けのモータ、インバータなどの製造、販売、保守を手掛けている。米国では、急速に進むシェールガスの採掘を背景に採掘・精製プラントの新規建設やパイプライン網の整備・増強が見込まれており、プラントメーカー向けのモータやインバータなどの需要拡大が予想されている。この需要に対応するために、同社では新製造棟の建設を進めてきたもの。
新製造棟は、建築面積8500平米で、産業向けポンプ用インバータ、鉄道車両用インバータを生産するほか、将来的にはスマートグリッド関連のインバータの生産も計画している。新製造棟建設にかかわる投資額は約20億円。今後順次設備を増強し、産業用高圧インバータの生産能力を高めていくとともに、製造リードタイムの短縮も図っていく。
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- [製造全般]東芝、産業用高圧インバータ生産能力増強 米で新製造棟建設 2013/07/11 木曜日