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フジタ、熊本県の荒瀬ダム本体撤去工事 水位低下設備完成

 フジタは、荒瀬ダム本体等撤去工事においてダム上流側の水位を低下させるための「水位低下設備」を完成した。これを受けて熊本県は6月10日から荒瀬ダムの貯水位を下げるための放水を開始した。

 この水位低下設備は、河川水を流下させるトンネル形式の放流工と水位低下ゲートからなっている。放流工はダム堤体に高さ4メートル×幅5メートルの矩形のトンネルを掘削する工事であり、コンクリートの掘削には当社保有技術である「FONドリル工法」を採用し、ダム撤去工事の中でも本体に穴を開ける工事として初めて適用した。


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