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米UL社マネジメントシステム部門がドイツ登録機関DQSと合併

 【ノースブルック(米イリノイ州)2日PRN=共同JBN】製品安全性検査サービスの世界的リーダーである米アンダーライターズ・ラボラトリーズ(UL)は2日、同機関のマネジメントシステム・ソリューション部門がドイツ・フランクフルトアムマインを本拠とする独立系第3者マネジメントシステム認証サービスの世界的に有力な登録機関DQSと合併すると発表した。

 新組織は契約に基づき別の独立した組織として活動し、ULは所有権株を維持する。ULのジョン・シュミット最高開発責任者(CDO)は監査役会のメンバーになる。合併の金銭的な条件は明らかにされていない。

 ULのキース・ウィリアムズ社長兼最高経営責任者(CEO)は「これは地理的強さを互いに補完し、顧客サービスと技術的卓越性に対するコミットメントを共有する企業同士の相乗的合併だ。力を合わせることにより、われわれはマネジメントシステム認証業界の世界市場でトップ5になる。われわれにはあらゆる主要な地域でこれらのサービスの有力プロバイダーとして活動する能力がある」と語った。

 この合併は世界的に活動を拡大している企業にあらゆるサービスを提供するため増大する市場需要に対応することになる。またULは重要な顧客に貢献するため、より広範囲のマネジメントシステム登録の提供が可能になる。DQSのマネジングディレクターであるシュテファン・ハインロス氏は「両社はマネジメントシステムとプロセスの持続的成功を確保するという信念を共有している。業界のあらゆる規模と領域の企業が国内市場と国際市場での変化の速度から生じるますます多くの課題に直面しているため、優秀で確実なマネジメントシステムの必要性は最優先事項になっている」と語った。

 ▽アンダーライターズ・ラボラトリーズについて
 アンダーライターズ・ラボラトリーズは安全規格の作成、製品検査を行う独立系非営利の安全性認証組織で、1世紀以上にわたり適合性評価に関与してきた。ULは毎年1万9000種以上の製品、部品、材料、システムの評価を行い世界市場で毎年7万1000の製造業者の製品に210億枚のULマークが付けられている。また、ULは62カ国でマネジメントシステム規格への登録に約9000の登録証を発行しており、1万2000件以上の評価を実施してきた。ULの世界的な企業ファミリーとサービスプロバイダーのネットワークには、6大陸で事業活動を展開している顧客に貢献する62の研究・検査・認証施設が含まれる。ウェブサイトはhttp://www.UL.com。

 ▽DQSについて
 ドイツのマネジメントシステム登録機関であるDQSは、ドイツ初のマネジメントシステム登録機関としてドイツ規格協会(DIN)とドイツ品質協会(DGQ)が1985年に創設した。DQSは30カ国以上にオフィスを構え、国際認証ビジネスでは現在世界で最も名高い企業の1社である。登記オフィスはドイツのフランクフルトアムマインにある。DQSのサービス範囲は70以上の認知された規格、技術仕様、業界固有の仕様に準拠する評価と企業内要件の評価で構成される。これらのサービスを実施するためDQSは世界で利用できる監査役1500人以上を抱えている。

(共同通信PRワイヤー)


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