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IHI、ベトナムに自社工場を建設 橋梁など加工能力増強

 IHIは25日、ベトナム・ハイフォン市のディンブー工業団地に工場建設用地を確保。現地法人であるIHIインフラストラクチャー・アジア(IIA)の新工場を建設し、内陸部の現リース工場から移転することを発表した。新工場は、IHIグループとしてベトナムで初めての新工場となる。

 近年、東南アジアではインフラ開発が進んでおり、需要の増加が見込まれる。そのため、IIAの現リース工場の能力・内陸地ではその対応が困難となることが予想されるため、今回、沿岸部であるディンブー工業団地に移転することを決めた。同社では、ベトナムをはじめ、インフラ需要が拡大する東南アジアを注力市場と位置付けており、据付け現地に近いメリットを活かすと共に、競争力の高い製品を提供すべく、IIAを通じ、積極的な海外展開を図っていく。

  IIAは、ベトナムにおける橋梁を主とするエンジニアリング、鋼構造物の製作・据付のIHIの海外拠点として2008年12月31日に設立され、同社の関係会社であるIHIインフラシステム(大阪府堺市)が、三井住友建設とJV(共同事業体)でベトナム政府から受注した世界最大級の斜張橋となる「ニャッタン橋」の橋梁桁製作を請負っている。


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